防犯パトロールについてのマニュアル作成のポイントとは?

防犯パトロールをボランティアで実施する場合、 マニュアルがあった方が安全でより有効な防犯パトロールができるようです。防犯パトロールの際に気を付けるべきことはじめ、あらかじめ導入しておいたほうがいいことなどにふれながら、ポイントをお伝えします。

服装などの注意点

防犯パトロールをする場合、夜間が多いので懐中電灯はマストです。犯人は人の目、光、音を嫌うからです。懐中電灯で威嚇になり防犯パトロール隊の安全にもつながります。また、道路の夜間は車から人の姿が見えにくい危険もあります。黒色系の服装で街灯のない道を歩くと車から全く見えない場合もあります。
また、防犯パトロールを昼間しているにもかかわらず、幼児や子供が間違えて不審者と思うことも。安全とアピールのためにも蛍光色の防犯ジャンパーなどを着用するのがいいようです。

ボランティア保険はマスト

防犯パトロール中であっても、パトロール隊が100%安全だとは言い切れません。何があるか分からないので、もしもの場合に備えてボランティア保険に必ず加入しておくことがポイントです。

防犯パトロールは警察パトロールとは違う?

防犯ボランティアによる防犯パトロールを、警察のパトロールと同じだと思っておられる方もおられるかも知れません。しかし、警察と同じように不審者を発見した時に、追いかけたり捕まえようとしたりするのはNGです。犯人は刃物など危険なアイテムを持っているかも知れないですし、体力面でも警官とは全然違うからです。
もし、犯人を見つけたとしても追いかけないことはポイントです。その代わり、防犯パトロールならではの取り組みがあります。それは、いち早く警察へ通報することです。そして、犯人の特徴を捉えておくことです。そのために、スマホで撮影したり、筆記用具でメモを取ったりする必要もあります。
スマホ、筆記用具、デジカメなどは持参しておくこと、すぐに警察に連絡が出来るようにしておく必要があります。

警察に知らせる時のポイント

公衆電話から通報する場合、テレフォンカードやコインは必要ありません。通報ボタンを最初に押してから、110番通報をすればいいだけです。また、防犯パトロール中に不審者を発見、通報時に住所がわからないことも。
スマホのGPS機能があればいいのですが、無い場合は信号機の制御機の番号、電柱に示されている番号などでも調べることができそうです。近くにお店があれば、店内の人に聞いてみるのも1つです。

声掛けとは?

防犯パトロールでは、声掛けも犯罪防止の大きな要素になっているようです。声掛けと言うのはこういう場合です。

・高齢者や女性などが自転車に乗っていたが、前のカゴに貴重品を入れていた
→防犯ネットをかけておきましょうなどの声掛け

・幼児だけで公園で遊んでいる場合
→知らない人にはついていかない。知らない人の車には乗らない。暗くなる前に家に帰ろうなど。

・青少年が公園などで飲酒、喫煙をしていた。夜中に公園、コンビニ、駅前などでたむろしていた。自転車を二人乗りしていた。
→注意の声掛けをしても聞かない場合、通報するのがいいようです。
声掛けをすることで、住民の防犯意識が高まるので、被害に遭いにくくなるようです。

ポイントをおさえた防犯パトロールがポイント

地域によって、車上荒らし、自転車盗難、子供連れ去り、ひったくりの多い場所や時間帯が違ってきます。自治体、警察とも連携しながら、犯罪が多いところから防犯パトロールを開始することで、効率的に防犯パトロールが実施できそうです。