防犯カメラが映らない犯人がいる?からくりご紹介

コストの高い赤外線の防犯カメラを設置したのに、夜に侵入犯が入ってしまったとします。しかし、高性能防犯カメラなのに侵入犯の顔がわからない。そんな場合、どうして犯人が防犯カメラに映らないのかをお伝えします。

必ずしも顔認識ができるとは限らない?

防犯カメラで性能がいいものは、デジカメのように犯人の顔を細部まで映すことができます。しかし、100%だとは言えない事が起こっています。
それは、高性能の防犯カメラでも犯人の顔が分からないという現象です。

なぜ犯人の顔が映らないのか?

防犯カメラに犯人の顔が映らないのは、夜だから仕方がないと思われるかも知れません。しかし、赤外線カメラは夜だからこそ活躍するカメラであり、夜だから人の顔を正確に捉えることができます。
実は犯人はこんなアイテムで防犯カメラの働きをを妨げていたのでした。

ヘッドバンド&LEDランプ

犯人は、なんとヘッドバンドを顔の周りにつけ、その上にLEDランプをとりつけたのでした。LEDランプは、赤外線が人の顔を判別する機能を妨げるのだそうです。たったこれだけで、高額な高画質カメラ、赤外線機能のついた防犯カメラは無意味なものになってしまうのです。
小さなLEDライトをヘッドバンドにたくさん取り付ければ、赤外線防犯カメラの中心部が薄く白くなり、周囲に輪ができるのだそうです。

さらに姑息な手段で赤外線カメラに映らなくなった?

LEDライトのマグライトは、アマゾンや楽天で誰でも入手できる品物です。犯人はそれをあえて赤外線付きの防犯カメラに、犯行時にかざすことで赤外線が人を感知することを妨げたそうです。

防犯カメラが映らない~故障の改善ポイントは?

普段使っている防犯カメラの機能の問題で、映らないこともあります。最初の頃よりも、防犯カメラに映る人の画質が悪くなったり、映らなくなる日がある日のメンテナンス方法のポイントはこちらです。

・ケーブルが切れていないか、弱っていないか
→すぐに交換する必要があります。接触が悪いだけのこともあります。

・カメラのレンズが汚れていないか
→やわらかい繊維の布でからぶきする習慣をつけておきましょう。防犯カメラの液晶画面は、洗剤などを付ける必要はないようです。

・映像を映すレコーダーが故障していることもある
→まずは再起動してみましょう。
赤外線の高精度防犯カメラでも100%の映像キャッチはできない
いくら高額で高性能な赤外線カメラであっても、LEDによる逆光を使うことで、その効果が発揮できないことがわかりました。今後の防犯カメラ市場においては、悪用されることのないように、LED対策も必要になってくるのではないでしょうか。