防犯ニュースからわかる安心・安全対策の必要性

全国各地で起こった防犯にかかわるニュースは日々放送されています。ニュースを見ると防犯対策をしていてよかった、防犯対策をしておけばよかったのになど安心や不安が混じります。防犯に対する意識を高めるために、いくつかの防犯ニュースをお伝えします。

防犯カメラは物語っていた~殺人事件の容疑者逮捕

男性が住宅に押し入り、父親を殺害、3人の子供も殺害したという事件が大阪でありました。犯人は数日前から家の近くの防犯カメラに自転車で通るところを何度も捉えられていました。
逮捕された時は部屋の2階にいたそうですが、もし2階にいなかったとしたら防犯カメラを捜索することで、犯人を特定できたかも知れません。防犯カメラは設置しておくべきものだと実感できる事件でした。

防犯カメラが犯人逮捕につながる?

埼玉県では住宅の風呂場をのぞいていた男性が逮捕されました。犯人逮捕で活躍したのは防犯カメラでした。防犯カメラをチェックしていた時に偶然、風呂場をのぞいている男性を発見したのだそうです。こちらの方のすごいところは、犯人らしき人が映っていた場合、すぐに警察へ通報したことです。
防犯カメラに誰かが映っていた場合、自分だけで犯人を特定し、捉えようとするのは危険です。防犯カメラに犯人らしき人が映っている場合、まずは警察に通報しましょう。
また、住宅においては、玄関、リビングダイニング付近の窓などが一般的ですが、お風呂の窓の近くにも防犯カメラを設置しておいたほうがいいということも物語っているのではないでしょうか。

幼稚園や保育園の窓も危険?

千葉県では幼稚園への侵入犯が立て続けに起こりました。幸い、園児や教師達に怪我などはありませんでしたが、園児の願書が相次いで盗まれていたそうです。その時、犯人は窓ガラスを割って侵入していることが分かっています。
防犯カメラを設置していたとしても、窓ガラスに防犯対策をしていないとガラス破りによって侵入されることがあります。窓ガラス自体に防犯フィルターを貼ったり、補助錠をつけたりして2重窓にすることで簡単に侵入できないような体勢づくりは、幼稚園や保育園にも求められそうです。

イベント会場の防犯カメラに映る犯人~別の会場で逮捕

仙台市のカー用品販売会社が主催したイベントでは、オーダーメイドで作られたレースクィーン用の衣装36点が盗まれる事件がありました。
会場の防犯カメラには不審な男性が映っていたことが逮捕につながったようです。それからしばらくし、千葉県の会場で行われたイベントに防犯カメラに映っていた人とよく似た人を従業員が見つけ問い正したところ犯行を認めたからです。
イベントなどは数日間だけですが、その間も防犯カメラを設置することの必要性が物語られています。

図書館にも防犯カメラは必要?

地域の図書館では、入り口などには防犯カメラを設置しているところもありますが、全体的にはあまり設置されていないようです。しかし、最近図書館で事件が起こりました。大切な資料である学校史や記念史が切り取られたのです。
しかも複数の図書館で犯行が行われていたのでした。もし防犯カメラを設置していれば、犯人逮捕につながったのではないかと思われた方も多かったのではないでしょうか。

防犯カメラの活躍はますます期待される

防犯カメラによって解決した事件はまだまだたくさんあります。一方で、防犯カメラを設置しておけば、犯人逮捕につながったのではないかと思われる事件もあります。防犯カメラは将来の活躍がこれからますます期待できそうです。