2020年には東京オリンピックも控えており、防犯に対する意識も個人、地域、国をあげて高まっています。防犯は大手警備会社の人材のほか、防犯カメラも大きな役割を担っています。ところで事務所や店舗の防犯において、防犯カメラ自体に抑止力はあるものでしょうか。防犯カメラの設置ポイントと共にお伝えします。
防犯カメラは抑止力あり？
防犯カメラを設置した地域は、犯罪件数が低下しているそうです。防犯カメラの設置されている場所を、あえて狙おうとはしません。そのため、計画的な犯行をする場合、防犯カメラの設置場所は避けるので結果的に犯罪件数も減ることになります。
しかし、完全に抑止力があるかと言えばそうでもないようです。犯行を計画していたところに防犯カメラが設置している場合、その場所は諦めますがそれ以外のところが狙われてしまうかも知れないからです。
事務所や店舗の防犯カメラ～住民の防犯意識も高める効果
防犯カメラのない場所での防犯対策は、人の目しかありません。人の目は犯人がとても嫌うアイテムなので、遠くに人がいる場合でももしかしたら見られているかも知れないという心理が働くので、あえて犯行には及ばないからです。
さらに、声掛けは大きな抑止力を発揮します。犯人は挨拶や声掛けで自分の顔を覚えられるのを嫌うからです。声掛けが多い街にすることで人の目が行き届いている街だと思われるので抑止力はさらにUPしそうです。
事務所の防犯カメラでは、道路も監視できる方向で設置すれば、侵入者に対する威嚇になりそうです。
防犯カメラの設置場所のポイント
通学路であれば、どこでも設置すればいいというわけでは無い様です。より効果的に設置する方法は、犯罪被害が多い場所に設置することです。それが通学路でなくても、抑止力につながるからです。子供達にすれば、通学路に防犯カメラがあれば安心を得られることは出来るでしょう。
しかし、犯罪被害の多い場所に防犯カメラがないことは、本当の安全をつくっていることにはなりません。警察、市町村、自治体、防犯ボランティアが連携して犯罪被害の多い場所に防犯カメラを設置する、防犯カメラが設置できないところは防犯パトロールを実施するなど工夫する必要があります。
事務所や店舗の場合、どうしても建物の周囲に防犯カメラを置くだけになります。窓際、従業員専用入口にも設置しておきましょう。通行人が良く通る事務所や店舗の前の道路向きにも設置すれば威嚇になります。
通行人にすれば、防犯カメラを設置してくれている企業は地域の防犯にもお役立ちしてくれていると思われることで、地域防犯対策貢献度、好感度もUPするかも知れません。
防犯カメラ～必ずしも本物である必要はない？
防犯カメラについて、必ずしも本物である必要はないと言われています。しかし、ダミーだとばれてしまうと、その地域の人にとって、もしもその地域人の犯罪である場合、防犯カメラには抑止力がなくなってしまいます。
では、事務所や店舗ならどうでしょうか？防犯カメラがダミーであることについて、経営者しか知らないことにすれば、従業員でさえ本物だと思わせることはできるでしょう。しかし、信頼関係において、ダミーなのに本物だと言い続ける事に対して違和感を覚える場合、社内機密事項として知らせてみるのも1つです。
事務所や店舗内にも設置すればより効果は高まる
玄関、入り口、道路沿いだけでなく、室内にも防犯カメラを設置すれば、より抑止力につながるでしょう。今は、様々なタイプの防犯カメラが出ており、インテリア性のあるものもあるようです。迷った場合は防犯カメラ会社にご相談されるのもおすすめです。
