無線LANは安全じゃない?インターネットを安全に利用するためのポイント

スマホ、タブレット、パソコンなどインターネットがご家庭、企業に普及する時代になりました。中でも無線LANは人気となっています。しかし安全が必ず保障されているわけでもないようです。無線LANを安全に利用するためのポイントをお伝えします。

無線LANが盗聴アイテム?

無線LANを1台取り付ければ、各部屋に置いてあるパソコンすべてが無線LAN1つでつながるので大変便利なアイテムとなっています。業界団体であるWi-Fi Allianceの認証を受けた無線LANであるWi-Fiが無線LANの代名詞として使われているようです。家庭においては4割以上がケーブルのいらない無線LANを接続し、インターネットを楽しんでいるそうです。
しかし、無線LANは利用する場所によって、大切なパスワードやカード番号が盗み取られる可能性もあるようです。

公共の場での無線LANには要注意

駅、空港、カフェ、宿泊施設、レジャー施設などの公共の場には無線LANが装備されている所もたくさんあります。しかし、無線LANは電波なので電波の届く範囲の人に送信内容などが見られてしまう可能性もあるようです。

同じアクセスポイントである場合も要注意

カフェなどに無線LANがある場合、長時間パソコンを利用することがあります。その場合、同じアクセスポイント(カフェ)でパソコンを使っている人にも同じ無線LANが使われるので、端末にアクセスされてしまうことも。

パスフレーズは難しいものを設定すること

無線LANのあるアクセスポイントでパソコンを利用する場合、英数字を入力するパスワードであるパスフレーズを入力してから利用する場合があります。パスフレーズは難しいものに設定しておくことで、同じアクセスポイントでの悪用防止に効果があります。
特にスマホは小さなアイテムなので、パソコンほどセキュリティーに気を付けていない人も多いのではないでしょうか。カフェなどでインターネット上のサイトで買い物したりする場合も要注意です。

公共の場での無線LAN利用時~SSL通信でやりとりしよう

SSL通信なら、相手にパスワードや番号などの重要な情報を送信した時、相手に届くまでの通信経路では暗号化されるので盗み見されることもありません。
スマホで外出先の公共の無線LANエリアでサイトを見るなどする場合も多いのではないでしょうか。その際、SSL通信が行われているサイトのみで買い物をしたりすることが必要です。

SSL通信であることの指標~httpsで始まるURL

SSLで安心だと分かる指標があります。それはサイトのURLをチェックしてみることです。URLはいくつか種類があるようです。
・httpで始まるもの
・httpsで始まるもの
このうち、httpsで始まっているサイトなら安全だと言えるようです。また、画面上部のURL欄に鍵のマークがあるサイトも安心なようです。

公共の場での無線LAN~ファイル共有機能の解除

ファイル共有機能をそのままにしていると、同じアクセスポイントからファイルを読み取られてしまうことも。無線LANに接続したとき、階段状(クレシェンド状)のマークをクリックし、「アクティブなネットワークの表示」をクリックしましょう。
そうすると「ネットワークの場所の設定」が出てくるので、その中の「パブリックネットワーク」をクリックするようにしましょう。そうすることでファイル共有機能が解除されることになるようです。

安全な無線LANポイント

パスコードの設定、SSL通信の利用、ファイル共有機能の解除が安全に無線LANを利用するポイントです。まだまだセキュリティ面の安全は完全ではないものの少しでも対策をすればインターネットの安全は向上するのではないでしょうか。