万引き防止のための効果的な対策とポイントご紹介

店舗内の万引きによって、お店の売上にまで影響することがあります。万引きはどうしたら防止できるものなのでしょうか。万引き防止のための対策とポイントをお伝えします。

万引き犯の心理は2種類

万引き犯が万引きする理由は2種類あります。

・物欲
・精神的に満たされないため

精神的に満たされない人の場合、計画的というよりは、ふとした出来心から万引きをしていることが多いようです。その場合、お金も持っており、特に意気込んだ様子もみられないようです。

物欲の場合、初めての万引き犯の場合は、ドキドキに近い興奮があるといわれています。その場合は、なんとなく分かるのではないでしょうか。異様に店員さんの動きを気にしているとか、接客のために近寄ると逃げるそぶりをみせるなどです。ですが、万引き犯ではないお客さまの中にも、接客されるのを嫌うために単に避ける方もおられます。そのあたりが難しいところですよね。お店としては、売上げも気にしなければいけないので、すべてのお客様が万引き犯の可能性があると思いながら接客するのは、お客さまの不信感にもつながることもあり、本末転倒となりかねません。

まずは接客態度をみなおそう

物欲の場合も、精神的なものによる場合もどちらにも対応できる防犯対策があります。それは、接客を怠らないことです。今、接客中だから向こうにきている人はいいかなと思うのではなく、とりあえず今接客中の人への接客をストップし、声掛けだけでもしていくことです。そうすることで得る効果はこちらです。

・精神的なものから万引きしてしまう人は万引きを思いとどまる可能性がある
・物欲的なものから万引きしてしまう人も、警戒する

店員の笑顔だけで防犯対策ができるなんて、コストもかからず効果的ですよね。では、店内が広く、店員の配置も少なく、いつもレジにいなければいけない状況の場合はどうすればいいのでしょうか?

アパレルなら、タグに工夫することができます。コストはかかりますが、タグをはがそうとしたときに、インクが商品につくようなシステムをつくることもできます。また、レジを通さなければとれないタグもつけることができます。防犯対策の予算に見合う対策をたててみてはいかがでしょうか。また、私服Gメンと契約するのも対策のひとつです。

防犯カメラは一番効果的

本文3.:万引き犯の場合、人の目、音、光を嫌います。防犯カメラを設置しておけば、人の目のかわりとして、監視されているという万引き犯の不安心理をあおることができます。店舗が広い場合、数台設置しなければいけません。コストを安くおさえたいなら、万引き商品が多い場所は、本物の防犯カメラを、そうでないところにはダミーの防犯カメラを置いておくのもいいのではないでしょうか。

万引き対策は接客向上にもつながる?

本文:接客をすれば必ずしも売上げがあがるというわけでもありません。ですが、万引き犯は満たされない気持ちで犯罪に走る人もいることから、自然な接客をするだけで万引きの気持ちがおさえられる人もいます。もしも自由な雰囲気が好きで、過度の接客によって店の雰囲気をこわしたくないと思われた場合は、ぜひ防犯カメラを設置されるのをおすすめします。