防犯対策に適した窓のサイズは?ポイントご紹介

防犯対策としての窓サイズはどれくらいなのでしょうか?窓の大きさを調整すれば、本当に防犯対策になるのでしょうか?小さい窓についてのメリットとデメリットをお伝えします。

30センチサッシは入れない?

30センチ四方のサッシ窓の場合、サッシ部分がありますので実際はさらに小さな窓になるそうです。一般的に、頭が入れば侵入できる人もいることから、窓の大小は必ずしも完全な防犯対策になるとは言えないようです。

犯人は侵入に5分以上かかると諦める

犯人は侵入に5分以上かかると、諦めて次への侵入に切り替えるそうです。小さなサッシ窓にするということは、犯人によって侵入に時間がかかる人、そもそも大柄な人なら侵入できないとなるわけです。
そう考えますと、30センチサッシ窓は防犯対策にはなりそうです。
事務所や店舗などの新築で取り付ける場合、高い場所に取り付けることでより侵入しにくい窓にします。採光は高い所の方が入りやすいようです。ただ、換気など風を取り入れる場合、専用の棒での開閉が必要かも知れません。本来、大きな窓1つを取り付けるところに、3つほど取り付ければいいのではないでしょうか。

必ずしもメリットばかりではない?

小さな窓は、犯人の侵入にかける時間稼ぎになるので、5分以上あれば次へ移動する犯人にとって、威嚇となります。しかし、事務所や店舗で働く人にとっては必ずしもメリットだけでもないようです。
例えば、火事や地震があった場合です。地震があった場合を想定してみましょう。靴を脱いでスリッパに履き替えている場合の事務所なら安全ですが、そうでない裸足などの場合は、まずスリッパに履き替えます。そして、事務所や店舗のブレーカーをすべてオフにし、玄関のドアを開けて出口確保をする必要があります。
しかし、もし正面玄関や従業員専用出入口における出口確保が出来なければ、窓から出るしかなくなります。その肝心な窓が小さければ、事務所や店舗内に閉じ込められてしまうことになるので危険な面があります。

窓サイズにこだわる防犯対策よりも鍵に着目

窓サイズだけにこだわってしまうと、小さくなりすぎて、自然災害や火災などでの脱出に悪影響がありそうです。それよりも、窓の鍵に着目し、防犯対策をたてられてみてはいかがでしょうか。

・補助錠をとりつける
→空き巣は、クレセントのある部分の窓ガラスだけを割り、クレセントを解錠して侵入するようです。
サッシの下部分に補助錠を取り付けることで、クレセントを解錠しても、まだ窓が開かない状態になります。時間がかかると思った犯人は別の場所へ移動するというわけです。

・防犯シートを窓ガラスに貼る
→クレセントを開けるために割る窓ガラスが割れにくいなら、犯人は窓からの侵入に時間がかかると思うので、次に移動するでしょう。

窓のサイズだけに防犯対策をしぼらない

窓の防犯対策については、小さな窓だけに防犯対策を絞らない方がよさそうです。小さな窓は侵入しにくい事務所や店舗だという威嚇として設置できそうです。しかし、大きな窓も設置し、防犯対策としては補助錠、防犯シートなども取り入れていくことがポイントです。