防犯に対する安全対策にはいくつかの種類があります。住宅、事業所、店舗、公共施設などの建物はじめ、駅、通学路などの人が通る場所にかかわる防犯グッズ、安全対策もたくさんあります。しかし機器を導入したからといって、絶対の安全は保証できません。絶対の安全は誰がつくるものなのかについてお伝えしていきます。
侵入犯の常套手段とは?
侵入犯の侵入のための常套手段は、一戸建て住宅、マンションなどの共同住宅にかかわらず共通しています。
・窓からの侵入が1番多い
戸締りをしなさいといわれると、ドアをイメージしませんか?暑い夏などは換気のためにも窓は少しあけて出かけることもあります。窓は意外に、戸締りされない場所なんです。そのため、窓からの侵入が多いことに。
防犯カメラが大活躍
侵入犯の侵入方法は、窓破りが多いので住宅では、防犯カメラを設置する家庭が多くなってきました。また、鍵を2重に取り付けるなどすることで、犯人が容易に侵入できない家づくりも対策としてとられています。
犯人は音・光・人目を気にする
侵入犯は下見をします。防犯グッズがあるかないか、留守宅かどうかなどです。しかし、夜はみんな寝静まっているので、人目がありません。そんな時に、防犯カメラ、センサーライト、センサー音が大活躍します。
犯人はダミーカメラを見抜く?
しかし犯人はダミーカメラを見抜くことも出来る場合があります。センサー音もセンサーライトも何度も訪れた場合、慣れてしまい驚かなくなります。そうなるとせっかくの威嚇効果が薄れることに。
絶対の安全はありえないのか?
たとえ防犯カメラを設置したとしても、死角があったりしますので、絶対の安全を今の防犯機材にだけ頼ることはできなさそうです。では、私達の絶対の安全は、これからも守られることができないのでしょうか?
侵入犯があきらめたのは意外な出来事?
昼間、留守宅に侵入しようとしていた侵入犯。しかし、あることであっさり侵入をあきらめたそうです。1番多い理由は、声をかけられたからなのだそうです。買い物帰りの誰かに、不審な行動をしていたときに、不審者だと叫ばれたわけでもなく、ただ単に挨拶などの声掛けをされただけでも効果はあるのだそうです。ただ、不審者を見て、挨拶をしにいく勇気のある人はかなり少ないのも現実です。そのためには、誰もが防犯対策をとれるように通報しやすい状況を地域でつくることが必要です。
犬も効果あり?
意外なのですが、人間以外の犬にほえられたりするだけでも、かなり威嚇の効果があるそうなんです。犬によって、侵入を思いとどまった犯人もいるようです。犬はセラピー犬もいるくらいですから、人間の気持ちをすばやく察知しているのかも知れません。
絶対の安全は人間やペットがつくる
最終的に、人やペットにまさる機器はないということがわかりました。意外だと思われたでしょうか。イメージとしては、人やペットが追い付かない部分に、防犯カメラ、センサーライト、センサー音に協力してもらうということです。性能のよい防犯カメラ対策をしたからといって、人が安全や防犯を意識しない限り、安全の絶対保証はないのではないでしょうか。