防犯のプロならこうする~おすすめ対策法とは?

空き巣などの不審者のニュースも多い今日この頃、ウチの防犯対策の効果はいかほどか、と少し不安な方もおられるのではないでしょうか。防犯整備士は警察庁の指導を受け、民間資格を得て活躍されておられる人で、刑事や警察とともに防犯に貢献するスペシャリストです。
防犯整備士からみた防犯対策を知る事でより効果的に防犯できそうです。ポイントと共にお伝えしていきます。

空き巣が嫌うのは?地域をあげて防犯対策に取り組む町

空き巣犯は、侵入しやすい家を好むというよりは、侵入しにくい家を避ける様です。空き巣犯にとって、嫌なのは地域をあげて防犯対策をしている町です。
不審な人物を見たらすぐに通報できるような関係性が出来ている町であったり、空き巣が犯行に及ぼうとしている時に、どこへ行くのですか、などの声掛けがあったりすると侵入しにくいと警戒し、その地域へは空き巣に入らないそうです。

空き巣犯はスーツを着ていることが多い

ジャージ、マスク、サングラス、目出し帽などいかにも強盗らしい服装が空き巣のすべてではない様です。むしろ、そうでない服装の方が多い様です。空き巣犯に多いのは、なんとスーツ姿。
例えば訪問販売の多い地域なら、スーツ姿、農業がさかんな地域では農作業着、大学がある街なら学生のような恰好をするのだそうです。地域にいかにも溶け込んでいる様に見せかけて犯行に及ぶのだそうです。

留守が大好き

犯人は留守宅を狙う事がほとんどなのだそうです。ただし、昼間に侵入する空き巣は布団、洗濯物を干している家には侵入しない様です。
布団や洗濯物を防犯対策として干す場合、雨に濡れているにも関わらず、放置する可能性のある場所に干す事は避けた方がいいでしょう。逆に留守をアピールしている事にもなるからです。

センサーライトの向きに注意

センサーライトは夜中に侵入する空き巣への威嚇に有効です。夜道を歩いていて防犯ライトに照らされる事はよくある事です。犯人も照らされた事で驚きますので犯行の防止になりそうですが、必ずしもそうでもない様です。防犯のプロによれば、空き巣がどこを狙うかを考える事がポイントなのだそうです。
その狙うところにセンサーライトが照らされる様に向きを変える事が必要です。部屋に侵入されたくなければ、部屋の窓に向かってセンサーライトをつける事で、侵入した犯人をセンサーライトが照らすのでより防犯効果が高いとなる訳です。

格子戸だから安心?

格子戸だから空き巣は窓から入ることは出来ないだろうと思いがちです。しかし、防犯のプロによれば格子戸は簡単に外すことができるそうです。格子戸のある窓はついつい鍵をかけるのを忘れがちです。格子戸だからと言って鍵をかけ忘れないのはもちろん、補助錠などで二重窓にし、空き巣犯を侵入しにくくするのがポイントです。