意外に短い?防犯カメラの録画期間はどれくらい?

家、会社、駐車場、店舗、道路などあらゆるところに設置できる防犯カメラ。防犯カメラの録画期間は一般的にどれくらいなのでしょうか。長い間保存できない理由とともに、防犯カメラの録画期間についてお伝えします。

市役所などの防犯カメラの録画期間はどれくらい?

市町村では、防犯カメラの設置にかかわるガイドラインが決められているそうです。そのため、一概に一定の期間と言うことは難しいのですが、ある県では1カ月を限度とするそうです。

コンビニなどの店舗での防犯カメラの録画期間

コンビニなどは、防犯カメラに内蔵されている記憶媒体の容量によって、保存期間は変わってくるようです。大きな容量の場合は、2か月くらい、小さな細切れ画像を上乗せしていくタイプで、容量の小さいものでは1週間くらいのようです。
防犯カメラの画像は一般の人は見ることができない?
防犯カメラの画像は、関係者でない限り、見せてほしいと願い出ても見ることはできないことがほとんどです。警察の捜査協力でない限り他の人に見せることはできないそうです。
その理由は、むやみに一般市民に、防犯カメラの映像を公開したとします。ある人の隣に映っている人を口外されてしまった時、プライバシーの侵害につながり、防犯カメラの映像を見せた側は、個人情報保護法に違反することになるからです。

銀行のATMなどは?

銀行の防犯カメラの画像の録画期間は意外に長く、1~2か月だと言われています。銀行内の監視カメラも銀行ごとに異なります。ある銀行では30以上の防犯カメラが設置されていることもあるのだとか。その割に、画像の質はあまりよくないそうです。
その理由は、銀行の場合、外部の侵入者に対する威嚇ではなく、社内の銀行員への犯罪防止のために設置されているからなのだそうです。銀行はお金をお客様から受け取り、それを記録、保管します。現金を直接扱うなどする場合は機材の真上から撮影されることもあるそうです。
その結果、お客様からお金を受け取った、受け取っていないとする誤解もなくなるそうです。他には、重要な書類の紛失の時に、防犯カメラの映像をたどることで見つかることも多いそうです。銀行にとっては、防犯カメラの録画は、書類の紛失を探すことにも役立っているんですね。

家庭の防犯カメラは?

一般的に、防犯カメラの録画にかかわるSDのキャパは1MTと言われています。GBだと画像を保存しておくには小さいと言われています。
例えば、家族旅行で家を10日ほどあけてしまったとしましょう。帰って来たころには、すでにキャパが終了し、次の画像が上書き保存されている状態になってしまうことも。

家庭用防犯カメラはキャパの大きい方が安全

SDのキャパをあげる対策は、画像の質を落とすことであったり、動画でなくコマ撮り、動きをカメラが察知したりした時だけ作動するモーション録画にすることなどがあります
。一方で、2MT、3MTの容量の防犯カメラもあります。新しい防犯カメラをご検討されている場合、大容量のほうがより防犯対策になりそうです。