防犯カメラの画質が悪くてもいい理由とは?

防犯カメラにおける画質がいいカメラは、毎年新しくでてきています。しかし、防犯カメラの画質が悪いのが必ずしもNGではないようです。
防犯カメラの画質が良すぎることによるデメリットとともに、防犯カメラの目的をお伝えします。

防犯カメラはいたるところに設置できる~メリットでありデメリット?

防犯カメラは、コンビニ、スーパー、百貨店、事業所、家、駐車場、商店街、道路、イベント会場、駅ホームや改札付近など、あらゆるところに設置できます。ある店舗の防犯カメラによって、侵入犯が映っていたとしましょう。駐車場、付近の道路などにもうつっていることがほとんどです。そして、ある場所に設置された防犯カメラにその犯人が映っていなければ、その付近が犯人の住みかと特定もできるくらい、防犯カメラの効果はすごいと言われています。
あまりにも監視カメラばかりの時代がくると、関係のない自分達の日常も監視されている気持ちになることもあります。

防犯カメラの画質は悪い?

防犯カメラは、侵入犯や犯人の侵入証拠や追跡に利用がされますが、画像の質についてはあまりよくないものも多いようです。太っている人が痩せてうつることもあるくらい、画質が悪い防犯カメラもあります。
それにもかかわらず、どうして画像のいい防犯カメラを設置しないのでしょうか?

画像のいい防犯カメラをあえて導入しない理由

画像のいい防犯カメラは、それだけコストがかかります。では、画質の悪いカメラは節約のためだけなのでしょうか。実は、画質が良すぎるとプライバシーの侵害がからんでくるからです。侵入犯が多いといいましても、確立としては少ないはずです。それなのに、いつも画像のいいカメラを設置していれば、ある特定の個人の画像がいつも見られる状態をつくることにつながります。
一緒に連れていた人を見られたくない人もいるかも知れません。このように、もし、同じ人を毎日取り続け、それを長期間保存しているとなれば、プライバシーの侵害だけでなく、肖像権の侵害にもつながるからです。

店舗や駐車場は犯人の威嚇が目的?

店舗や駐車場で画質のいい防犯カメラを置いておいたとしても、画像そのものの人物特定よりも、その場で犯行が行われないように威嚇する目的のために設置されていることが多いようです。そのため、画質についてはそこまでこだわらないことが出来るというわけです。

家の防犯カメラは画質のいいものを選ぶべき

一方、家の防犯カメラは、画質のいいものを選ぶべきではないでしょうか。不特定多数の人が集う事務所、駅、道路、店舗ではないからです。もしも、空き巣などが侵入した場合、画質がいいほうが、犯人特定につながるからです。

威嚇目的~防犯カメラ導入のメインの理由

防犯カメラを設置する目的は、犯人によって犯行が行われないようにするためです。そのため、会社や店舗の画質については、よほど頻繁に犯行が行われる場所でない限りは、そこまでこだわる必要がなさそうです。
しかし、プライバシーや肖像権の侵害の心配のない場所へ設置するカメラは、画質のいいものを選んだほうが、もしもの時に人物特定につながるのでおすすめです。