2階にリビングがある場合の防犯対策

2階にリビングがあると、日当たりが確保できて日中気持ちが良いですね。しかし、1階に人がいないと防犯上ちょっと心配になりませんか?実際、空き巣だけに限らず、住人が在宅中に、人のいない居室から侵入されるケースがあり、2階リビングのときは注意が必要なのです。

■在宅の盲点と居空きの被害

昼間家にいる場合、「まさか、誰か在宅なら泥棒なんてありえない」と考える方がほとんどでしょう。
ところが、住宅侵入での窃盗事件の3割が、就寝時や日中の在宅時に侵入されているのです。
2階にリビングがある場合、1階に人がいることが少なく、防犯砂利を敷いていても音が聞こえません。
また、1階部分の様子を2階のリビングから見ることができる間取りは少なく、こっそり誰かが近づいても気づけないでしょう。
そんな時、うっかり窓の施錠を忘れていたり、小さな横すべり出し窓くらい「換気のため空けていても大丈夫」だなんて油断していると、不審者の侵入を許してしまうかもしれないのです。
留守番がいる家に侵入されるケースがある以上、日中2階にいることが多いなら、それなりの防犯対策を取らなければなりません。

■2階リビングの防犯対策の考え方

入居したての頃は、侵入の被害にあわないように、窓の施錠に気を配り、あたりが暗くなればカーテンの開閉を忘れることもなく過ごしているでしょう。
ところが、半年もすると、1階で物音がしても「なにか倒れたかな」程度の反応になって行きます。
こうした油断が、足場になるような室外機などを見逃していたり、ストッカーや自転車を置きっぱなしにしたり、ということにつながります。
2階に人が集まっていれば、1階から侵入して、見つからないうちに部屋をあらされ、金品を盗まれるかもしれませんし、就寝後に、ベランダから侵入しようと、様子を伺っているかもしれません。
隙きを見せない、侵入者が嫌がる防犯対策が必要なのです。

■2階リビングの防犯マストアイテム

侵入者としては、補助鍵や、防犯ガラスのステッカーがあるだけでも「侵入が面倒だな」と思わせることができ、防犯効果が得られます。
また、2階から1階の様子を簡単にチェックできる方法があれば安心です。
2階リビングから玄関付近をチェックできるTVモニター付きインターフォンを取り入れているお宅は多いと思います。
さらに、通りから見えにくい場所に、モニターカメラや人感センサー付きライトなどを配置すると、設備があるだけで、侵入者よけになり、防犯効果が高まりますね。