万引の対策について

お店の経営者からすると、万引きはなんとかなくしたいものです。若者だけでなく高齢者による万引きも増えていますし、スタッフの数を増やして監視の目を厳しくするしかないのでしょうか?万引被害が減らせても、人件費がかさむなら頭の痛いところですね。万引き対策にはどんなものがあるか見ていきましょう。

■万引きはどんな風に起きている?

『レジから死角になる場所で』
ショップの種類に関わらず、レジから死角になる場所があると、万引き被害にあいやすいレイアウトだといえるでしょう。犯人は、人目につかずに商品を隠すことができてしまいます。

『オトリをつかって注意をそらす』
万引き犯が複数の場合、1人が商品について質問したり、お会計をしたりしているスキに、もう1人が商品を隠して持ち去ってしまうケースがあります。

『バックヤードで…』
アルバイトが商品を隠してしまう事例があります。スタッフを増やして防犯効果を高めたいと思っても、悪質なアルバイトが混じっていたのでは、商品管理は難しく、損害を抑えることができません。

■防犯効果の高い方法は?

万引きの常習者は、罪の意識が薄く、対策に苦労するお店が多いのも確かです。
確実にスタッフの目が届くように、レイアウトを工夫し、死角を作らないことがポイントになります。
鏡を設置すると、頭上越しに離れたスタッフが様子を見ることができますし、犯行の瞬間、自身の姿が写ることで、後ろめたい気持ちさせる効果が期待できます。
また、被害額の大きくなりがちな商品については、センサータグを付けてレジを通らずに隠して持ち出せないようにする、鍵付きショーケースや、レジ横のケースに入れて販売するといった工夫が有効です。
しかし、アルバイトに裏切られたのではどうしようもありません。
保安警備をお願いするか、防犯カメラの充実でどんな不正もチェックできる環境を作っていくのが、万引き対策として確実な方法です。

■防犯カメラのメリット

・カメラがあることで、万引き犯に警戒心をもたせ発生件数を減らせる。
・適切な設置台数の導入で死角になる部分をなくせる。
・録画機能で証拠が残せる。
・少ない監視役で広い場所をカバーできる。
防犯カメラを設置すると、複数台のカメラの情報を1台のモニターで分割表示できますし、少ない人員でチェックが可能になります。
また、録画機能で記録を残しておけば、動かぬ証拠になり、万引き犯も言い逃れができなくなります。
“万引きGメン”がいたとしても、画像での記録は万引き対策に有効なことがわかりますね。