不安を感じない街に住みたい~安心と安全を得るための要望と対策とは?

安心は、安全だという前提の上で成立します。そのため、安全無くして安心できる街にはならないと言えそうです。安全を認識できる様になるためには、リスクがないと思うこと、リスクに対して対策が取られている必要があります。
住民がどんな点において不安に思っているのかと共に、街として取り組むべき対策などをご紹介していきます。

道に関する安全とは?

通学・通勤には欠かせない歩道や道路。小学校ではPTAによる挨拶運動などで、防犯も兼ねて行うことができますが、中学生、高校生や一般においては何の整備もされていない状況があります。
特に、高齢者、帰宅後の子供そして女性の一人歩きについて、不安を感じている人が多いようです。街が出来る対策としては、道路に防犯カメラを設置したり、センサーライト、センサー音を設置したりすることがポイントです。

犯人が嫌うものは3つ

空き巣も住民が心配している犯罪の1つです。空き巣を防止するためには、いくつかの点に気をつける必要がありそうです。犯人が嫌うのは次の3つです。
・人の目
・光
・音
空き巣が一番多い時間帯は、夜中です。人の目もなく、光りも音もない状況が出来ているからです。そこで、空き巣対策として取り入れたいのはこちらです。

・防犯カメラ
→人の目の代わり

・センサーライト
→光で犯人を威嚇

・センサー音
→音で犯人を威嚇
戸建てやマンションなどの必要な場所を定め取り付けることで、空き巣の被害を抑える事は出来そうです。ただ、防犯カメラはコストが掛かります。その場合、まずはダミーを備え付けられてみるのも1つです。なぜなら、防犯カメラの目的も、犯人に対する威嚇がメインであり、犯人を捕まえるための証拠としての働きよりも大きいからです。

インターネットにおける安全・安心とは?

安心と安全は、リスクを列挙し対策をとること、そして対策を利用者が知ることで確実性を増します。スマホなどの利用でインターネットはますます普及しています。
しかし、一方で犯罪に対する不安もある様です。メール利用による不当な請求やメールによるウィルス感染なども不安材料です。

子供のインターネット上の安心と安全とは?

中学生までのお子様をお持ちの親御さんの8割は何かしら子供のインターネットの利用に関して何らかの不安を持たれているようです。
特に、オンラインゲームなどの課金システムについては心配されている方が多いようです。実はSNSに関しては、9割の親が子供に使って欲しくないと思っているそうです。
一方で将来の夢はユーチューバ―だと話している子供達。インターネットも使い方次第では危険になることを想定しにくい状況が伺えます。そのため、親子の間にはインターネットの利用に関して、安心・安全の意識の面でも溝があるのかも知れません。
ペアレンタルコントロール(親が不適切なサイトに子供が誘導されないようにする対策)やURLフィルタリングを実施している家庭もあるようです。対策をまだ実施していない場合でもし問題が発生した場合、インターネットホットラインセンターなども活用しながら、問題解決することもできるようです。

リスクの提示をすること&実施された防犯対策の普及が安心・安全につながる

日本ではテロはないという安心が広まっています。その理由は、テロに対する対策が十分実施されていることを人々が認めているからです。
これだけ万全にしているのに発生するテロなら致し方ないというレベルにまで防犯対策をすることで、安心が得られます。
テロに限らず暮らしの安心を得るためには、その都度報告されたリスクを列挙し、防犯のための対策を地域レベル、市町村レベルで行っていくことがポイントではないでしょうか。