安心は労働力UPの重要アイテム~安全な労働環境を生み出す企業の取り組みとは?

安心して働くことは労働力の向上にもつながります。安心を得るためには、安全は必要不可欠な要素だと言えそうです。
安全を確保するために、企業が取り組んでいる事を、セコムと日立システムズ、ヤマト運輸を例にご紹介していきます。

セコム~いつでも従業員が生き生きと働くための安全への取組みとは?

私達の防犯のために日々活躍するセコム。セコムでは、従業員は人を守るために弾む心で集中して活躍しなければいけないという安全上の理由から、残業ゼロを目指しています。
具体的には人事部と各部署に担当者を設置、残業ゼロになるような仕組みづくりをしているそうです。また、オリジナルの残業ゼロのポスターを作り、社員に対して早く帰ることはいいことだという感覚を身につけさせる取組みもしているそうです。

コールセンターの管理を強化~従業員と利用者の安全のさらなる確保

セコムでは、コールセンターの管理体制を強化することで、利用者からの緊急通報に対していち早く対応できるような仕組みづくりを進めているそうです。
具体的には、利用者からの危険情報を詳細に聞き、それを正確に駆けつける従業員に伝えることで利用者と従業員の双方の安全を確保しています。
さらに利用者が使うセコムのサービス製品について、もしものことがあった時に、リアルに使うことに対する安全への意識を高めるための対応など、具体的な場面を想定した使い方をセコムの従業員が利用者に普及することもしているそうです。

働き方の多様化を支援~日立システムズによる安全セキュリティー

現代は女性の社会進出も当たり前の時代になってきました。さらに、少子高齢化が進み、介護などの問題も出て来ます。
そうなると子育てや介護の問題に企業が直面した時、優秀な人材を失う可能性が出てくる企業が増えてしまいます。

テレワークを安全に進めるための日立の取り組み

日立システムズでは人材流出を防止し、企業がテレワークを推進できるように、セキュリティー対策ソリューションの提供に取り組んでいます。テレワークを実現させるためには、家庭のパソコンで会社の機密事項を含んだ内容を取り扱うことをする必要が出て来ます。
そのため、より強固なセキュリティーシステムの開発によって、テレワークの実現に向けた取り組みを、ワークスタイル変革ソリューションとして企業に提案しているようです。セキュリティーの問題をクリアできれば、企業も自宅でのテレワークスタイルスタイルも安全・安心です。

ドライバーの安全向上のために取り組むヤマト運輸の取組みは?

最近、宅急便の料金を値上げしたヤマト運輸ではセールスドライバーの安全向上に力を入れているようです。入社後に社内免許制度を設け、それをクリアしてから配達という社内での研修が充実しているようです。
さらに、業務についてからも、添乗指導や巡回パトロールなどでセールスドライバーさん達の安全運転のチェックも取り入れているようです。安全な駐車のため、ハンドルを左にきってからエンジンを切る取組みも実施しています。

働く人・セキュリティー環境~2つの安全がポイント

安全な労働を進めていくためには、働く人やサービスを利用する人々の意識改革による安全確保のほか、セキュリティー対策などの環境整備による安全の確保の2つがポイントとなってくるようです。
小さな家事という無償の労働から雇用による労働にいたるまで、あらゆる場面で安全があってこその行動になることを改めて意識していきたいものです。