安全意識の高さをアピールする意味

不審者の侵入やトラブルに巻き込まれることを防ぐには安全意識の高さをアピールすることが効果的です。警備員、防犯カメラが目につくところにあると、犯罪に対する警戒態勢があることを知らせ、犯罪の抑止力となります。防犯カメラが犯罪者に与える影響についてお話しましょう。

■『警備員巡視中』だけでも万引きが減る

商業施設では、さり気なく『警備員巡視中』のステッカーが貼られていることが多いものです。
「誰かにみられているかも知れない」というプレッシャーを与えるだけで、犯罪発生率は低下します。
近年、デジタル機器の進歩は著しく、カメラのサイズもどんどん小型化しています。
全く気づかれない隠しカメラと言った物を作るのはそれほど難しくないですし、費用も機器の小型をするほど高額になるという時代でもありません。
そのわりに、ビルの受付、商業施設、ATM、コンビニ、一般家庭など、防犯カメラを設置しているポイントでは、ハッキリカメラだと気づけせる設置の仕方をしているのが多いのは、カメラを設置していることで、犯罪者にプレッシャーをかけ、犯罪抑止効果を狙っているからなのです。

■どんな防犯カメラが効果的か

① 防犯対策をしていないように見せかけて、犯罪が起きてしまった時に捕まえる。
② ハッキリとカメラがあることに気づかせて、抑止力を利用する。
①の場合には、犯罪を成立させてから捕まえるので、警察に引き渡せば逮捕や拘留になる可能性が高いですが、②のように抑止効果が期待できるのなら、犯罪者を作り出すことを未然に防いでいることになります。
訪販カメラは設置されていることをさり気なくアピールして、犯罪発生率を下げられるのなら、カメラの設置場所は見える場所、機器はひと目見てカメラとわかる姿をしていることが防犯に役立つということです。
「撮影されているかもしれない」というプレッシャーを与えること、防犯システムを導入しているということで安全意識の高さを伝えることが犯罪の抑止力になるのです。

■目的や役割によって防犯カメラを選ぶ

常習犯のようなたちの悪い犯罪者の証拠を押さえるために撮影する場合には、目立たないけれど高性能なカメラ、安全意識の高さを訴えて、犯罪を抑止するなら、ある程度目立つカメラと言うことになります。
完全なダミーを設置するだけでも違うといいますが、慣れた犯罪者は、配線の有無や質感で見破ってしまう場合もあります。
できれば、防犯カメラの専門業者にカメラの配置、機種選びを担当してもらえば間違いないでしょう。