安全の取り組みとは?実際に地域が行う対策ご紹介

防犯のための安全の取り組みを考えた場合、何が浮かびますか?日本各地で、地域をあげて防犯に取り組んでいるのが最近の防犯事情です。特に、素晴らしい安全に対する取り組みをしている市町村をご紹介します。

鎌倉市~スマホやPCに不審者情報を発信

鎌倉市では、安全への取り組みの一環として、不審者情報をスマホやパソコンメールでキャッチすることができます。希望者だけに、無料で配信するサービスなので、お子様を習い事にいかせている親御さんなどにはおすすめの対策だといえそうです。

さらに、鎌倉市市民安全課では、ツイッターで不審者情報を発信しています。例えば、子供達の通学途中に、不審な男がついてきた、挨拶をしたのに無視され、しばらくしたら、ガムテープを丸めたボールを投げてきたなどの情報が流されています。

また、ワンワンパトロールでは、ワンちゃんたちが、地域の安全を見守ってパトロールをしてくれます。ワンちゃんの中には、切れた防犯灯を発見する子もいるのだとか。

事業者・警察・市が連携~横須賀市

横須賀市では、市内の事業者の車運転中などの不審者発見時に、警察へ110番してもらう取り組みをしています。事業者の車にはステッカーでパトロール中であることの表示をしてもらい、警察、市、事業者で日中の防犯パトロールをしています。

また、市民でも防犯パトロールを月2回以上、5人以上でする場合は、10,500円を上限とし、ベスト、腕章、たすき、のぼり旗などのパトロールグッズの貸し出しを1か月単位で行っています。

青色防犯灯の貸し出し~板橋区

東京都板橋区では、一般車両で防犯パトロールをしてくれる市民に対して、青色防犯灯の貸し出しをしています。今までは青色防犯灯を一般車両につけられなかったのですが、最近では一定の要件がクリアできればつけられるようになっています。犯罪者は、光、音、人目を気にするので、青色防犯灯をつけて車パトロールすることで、より威嚇になることでしょう。

タクシーが子供のための動く避難場所~刈谷市

刈谷市では、タクシーも防犯活動を実施しており、子供達が身に危険を感じたら、子供110番のシールの貼ってあるタクシーに避難できる対策をとっています。

地域をあげて安全の取り組みをすることが犯罪低下のポイント

いくら個人で犯罪のための防犯対策をしていても、そこには限界があります。地域で事業者、警察、市、市民が連携し、安全への取り組みをしていくことで街全体の犯罪が少しずつ減っていくのではないでしょうか。