防犯対策で目のイラストが効果的な理由は?ポイントご紹介 

防犯対策をマンション、地域で行う場合にイラストや文字を書く事があります。その場合、身体の一部分である目は威嚇効果に優れていると言われています。
なぜ、目が防犯対策のイラストに書くと効果があるのかの理由についてお伝えします。

普段のコミュニケーション~アイコンタクト

一般的に、遠くから人が歩いて来た場合、10メートルくらいまではその人に視線を合わせると言われています。
5メートル以下になってくると、相手も自分を認識しているので視線をそらすのだそうです。凝視したまますれ違う事は、逆に相手に不信感を抱かせるからです。

店舗の万引き対策にも目線は重視されている?

店舗においては、不審者だと見分けるための指標として、パトロールしている人に対して2度以上目を合わせた場合、その人を不審者の対象としてパトロールするのだそうです。
一般的に人は他人を一度認識すれば、余程の事がない限り再度見る事はしないからです。つまり、万引きをする前は周囲の様子を必要以上に気にするために、チラチラと自分を見つめる相手に対して意識している事になります。

格闘技では目線は大切な武器

ボクシングや格闘技では、目線は重要な武器になるそうです。それだけ目線は相手に対して恐怖感を与えると言えそうです。
しかし、商談などで年配の人と行う場合は、相手に視線を向け続ける事は敵対心を抱かせてしまうそうです。
そのため、目の高さに横線、肩の幅に縦線、脇の位置に横線で結んだ四角形の範囲で視線を向けるのが良い様です。

カップルの場合

カップルの場合、お互いに熱心にアイコンタクトをとっているのが分かります。恋愛においての目線は、相手の事をより知りたい、愛情を高め合いたいというコミュニケーションの手段の1つになっている様です。
また、赤ちゃんとお母さんもアイコンタクトだけでコミュニケーションが出来ます。親密度が高ければ、アイコンタクトを頻繁にする事は、お互いに安心と信頼を高めている様です。

目線~相手に対する関心度を表している

目線は、相手への関心度を表していると言えそうです。しかし、見ず知らずの人にジロジロ見られる事はもちろん、凝視されていると監視されている様にも思うはずです。防犯における目のイラストは、見知らぬ相手から凝視されて不愉快になる心理効果があると言えそうです。
実際にある会社で、自販機のコーヒーの紙コップの捨て方がとても汚かった問題があったそうなのですが、ゴミ箱に目のイラストを書いておいただけで、紙コップがきちんとゴミ箱の中へ捨てられる効果があったそうです。
防犯における目のイラスト~犯罪者の犯行を食い止める役割
地域の防犯やマンションなどの防犯においても、目のイラストを取り入れる事で防犯カメラの威嚇とよく似た効果が得られそうです。