防犯カメラには見る権利はあるの?ポイントご紹介

防犯カメラを店舗、家などに設置している場合、第3者から見せてくださいと言われることがあります。
また、逆に道路、店舗や他人の自宅の防犯カメラについて、見せて欲しいと思うこともあります。
そのような場合、見る権利は保証されているものなのでしょうか。
ポイントをお伝えします。

個人や店舗が保有している防犯カメラの場合

コンビニでは防犯カメラを設置している店舗がほとんどです。
しかし、毎日買い物する側としては、毎回自分が映っていると思うと不安になる人もいるようです。
また、個人的な問題のためにコンビニの防犯カメラで確認したいと思う人もいるかも知れません。一般的に、コンビニなどの店舗に防犯カメラを見たい旨を伝えたとしても、警察意外には見せることが出来ませんと言われるようです。

警察から依頼をうけたらマストなの?

では、コンビニを経営している場合に警察の人がやってきて、捜査のために防犯カメラを見せてくださいと言われた場合、マストで提示しなければいけないものでしょうか。
答えはNOです。
なぜなら、警察は裁判所ではないからです。警察なら断ってもいいようです。
ただ、警察が捜査に協力してもらいたいための依頼である場合、裁判所に命令してもらう手続きをとることもあるそうです。
結局防犯カメラを見せることになるのなら、地域のための捜査と割り切り協力するのがいいようです。

マンションの場合

マンションの入り口に不審者を最近見かけるという理由で、大家さんに入口に設定している防犯カメラの映像を見せてほしいといった場合、対応してもらえるのでしょうか。

・管理組合の規約による
規約によって、どうなるのかが変化してきます。
もし、管理組合の規約に規定されていなければ、大家さんの一存で見せてもらえることもあるようです。
ただ、新しいタイプの防犯カメラでない場合、再生するのに数時間も見続けなければならないなどすることも。

一般家庭の場合

例えば、ご近所の防犯カメラの領域に偶然、自分の家や部屋が入っていることもあります。
ある日、防犯カメラを設置しているお宅に、防犯カメラの映像を見せて欲しいと頼んだ場合はどうでしょうか。
基本は、設置している人の一存によるようです。
嫌だと言われれば強制的に見せてもらうことは出来ません。
しかし、交渉で見る場合は、問題ないので、特に警察や裁判所などの許可を得る必要もないようです。

相手との信頼関係が大切

相手にしてもご近所関係やお客様との関係は円満に保ちたいと思うはずです。
隠すことは面倒だからと言う理由であればケチだと思われるでしょうし、見られてはいけない画像が入っているのならより不審に思われてしまいます。
しかし、疑ってかかられると見せたくないという心理も働きます。
なぜ見せて欲しいのかを相手に明確に伝えて、納得してもらえれば見せてもらえるのではないでしょうか。