取り付けたほうがいいの?防犯カメラの有用性とは?

防犯カメラを取り付けている家や事務所も多くなってきました。しかし、防犯カメラに対してそこまで必要性を感じておられない方もまだ多いのではないでしょうか。防犯カメラの有用性についてお伝えします。

犯罪防止~事前対策としての有用性

最近、ゴミの不法投棄が問題になっていました。対策として赤い鳥居を建てることでその数が減ったそうです。ここにゴミを捨てると罰があたる、神聖なものを汚さない様になどの心理が働くそうです。
ある企業では、紙コップをゴミ箱にきちんと捨てるよう、ゴミ箱に人の目をつけたところゴミ箱の状態がキレイになったそうです。

犯人が嫌うのは人の目

空き巣犯などの侵入犯も同じで、人の目が光れば犯行に移らないそうです。しかし、1日中空き巣犯の対策のために見張る事もできないのが現状です。
そこで防犯カメラが役に立つというわけです。たとえダミーの防犯カメラでも、犯人の威嚇としてはかなり効果があるそうです。

下見をする犯人の映像をキャッチ

空き巣犯は犯行前に必ず下見をするのだそうです。防犯カメラを設置していれば、もし被害にあった場合でも、事前に撮影した防犯カメラの映像を再生すれば、怪しい人物が映し出されていることも。
また、市町村が設置している道路の防犯カメラなどにも犯人の手掛かりとなる映像もあるそうです。八王子市の行方不明の女性の遺体の一部が、男性のマンションから発見された事件でも、事前に2人が一緒に歩いていたことが街の防犯カメラが捉えていたそうです。
また、自宅侵入し、家族を殺害したという男性は現行犯逮捕でしたが、その数日前に道路に設置されていた防犯カメラに映っていたそうです。犯人が下見をしていた事がわかります。

育児や介護にも大活躍

防犯カメラの中には、スマホから遠隔操作が出来る物もあります。介護中にどうしても2,3時間外出する必要があるなどする場合、家に残された家族が心配です。
そんな時にも防犯カメラを部屋に設置しておけば、外から安否状況を遠隔操作で見る事が出来ますので、何かあった場合でもすぐに救助を呼ぶこともできます。
また、2階で赤ちゃんを寝かしつけた後、1階の家事をしている間もベッドで赤ちゃんが無事に過ごしているかの確認もスマホでする事ができます。赤ちゃんが泣いていればすぐに駆けつけることも出来そうです。
静かに寝ているはずの赤ちゃんが、ベッドの柵と布団の段差に挟まり窒息死するなどの痛ましい事件もあります。防犯カメラは子育てアイテムの1つにもなり得ることが分かります。

各家庭が設置すればさらに防犯対策効果UP

町内会、自治体などで子供を犯罪から守るための取組みをしていれば、道路などに防犯カメラを設置する際に補助金が出るようです。今後ますます防犯対策が強化されれば、各家庭が道路向けに防犯カメラを設置する場合も補助金がでる日が来るかも知れません。
そうなれば、防犯カメラを購入しやすくなりますし、近隣の犯罪も予防できるのではないでしょうか。