施設の防犯対策を考える時に迷うことがあります。防犯アイテムが多いこと、施設のどこを防犯対策すればいいのかなどです。施設を空き巣犯などから守るための防犯対策の効果的なポイントをお伝えします。
施設~侵入犯はどこから入るのか?
老人ホームなどの施設などでは、入り口すぐに事務所があるため、事務所内の金庫が盗まれやすくなっています。特に夜間は従業員がトイレなどで席をはずしている間に、狙ってくることも。
犯人の侵入時間はたったの3分
空き巣などの侵入犯は、3~5分とカップラーメンよりも短い時間で侵入するのだそうです。そして、侵入に成功すれば、5分くらいで次の目的地へ向かうそうです。施設の中にはドアにガラス部分のある、可視化ができる事務室があります。夜間などはカーテンをしておくことで、廊下から見えないようにしておくことをおすすめします。
玄関には防犯カメラやセンサーライト
この施設は防犯設備がととのっていると判断されれば、侵入犯は次の目的地へと向かうそうです。そのため、威嚇目的で防犯カメラやセンサーライトをつける施設もあります。犯人が嫌うのは、人の目、光、音だからです。
夜間の職員の入り口を1つに決めておく
夜間の職員の入り口を非常口だけにしておくことも1つです。しかも、非常口はホテルなどのように、外から鍵があけられないようにしておきます。そうすれば、夜間は玄関をロックしておくことが出来ます。
利用者の家族などが緊急で夜に来る必要があるなどの場合は、電話をしてもらい、非常口の鍵をあけるなどすることで、夜の侵入を防止することができます。
窓にとりつけるセンサー音はおすすめ
窓破りとは、窓を割って押し入ることです。利用者の窓から侵入される危険もあります。窓に取り付けるセンサーの中には、窓ガラスが割られた時、振動を感知し、センサー音で知らせるタイプの防犯グッズがあるのでおすすめです。
どうしても開けてはいけない場所にもセンサー音を
事務所の奥の部屋に金庫を置いているなどする場合、ドアをあければセンサー音がする防犯グッズがあります。事務所内に人がいない時間帯がある場合は便利です。
夜間は玄関に貼り紙を出しておく
こちらの施設は、防犯対策を万全にしていますという電光掲示板を置いておくのも1つです。コンビニでは、夜間にはお客様からみたレジに、防犯対策をしていると大きく書いてあるところがあります。犯人は下見にくるので、そう書いてあるだけで威嚇になるのではないでしょうか。
すぐに通報できるシステムづくりを
不審者をみつけたとしても、すぐに警察に通報できるシステムを作っていないと、職員も慌てますし危険です。侵入犯を見つけた人から、事務所への連絡、連絡を受けた事務所からの緊急通報などのシステムづくりを普段からしておく必要がありそうです。