小売店なら万引など日々の営業利益を抜き取られていく被害から、事務所の金品を奪われる窃盗まで、事務所や店舗では、犯罪者にスキを見せないことが大事です。店舗での防犯対策のポイントを紹介しましょう。
■万引以外の犯罪にも目を光らせる
① 万引
2015年の万引認知件数は11万7333件。
書店での万引画像をネットに公開し、論争を呼びましたが、万引被害に頻繁にあう店舗としてはそれだけ深刻な被害状況に追い込まれていると言うことです。
「年間被害額が4000億円を超えると推計されている」という記事が読売新聞に掲載されました。(2017.3.7)
② 商品へのいたずら
迷惑YouTuberや、営業妨害、ストレス解消のいたずらなど、コンビニや食品スーパーでの被害は後を絶ちません。
店の巡視員やカメラによる監視などによる対策が必須です。
③ 迷惑行為
手に負えないクレーマー、店内での食べ歩きなど直接手を下すことが難しい迷惑行為も、対応を録画しておくことで、対処しやすくなります。
カメラを設置することで、安心して作業でき、責任を持って職務に臨んでもらうことができます。
■事務所や売上の管理に気を配る
商売が繁盛して目が回るほど忙しくなれば、ついうっかり売上の管理が疎かになってしまうこともあります。
レジの現金で釣り銭に使うことのない1万円札は、スケジュールを決めて回収するなど、狙われても大金が入ったままになっていることが無いように管理するのが正解です。
また、回収した売上をどんなタイミングで運んでいるのかを知られてしまうと、そこを狙われて窃盗にあうでしょう。
大きな額を狙う窃盗犯が、下調べをして、いつ、何人でどこから運び出すのかを、チェックしているかもしれません。
“警備中”の赤色灯や、警備員巡回中などのステッカー、防犯カメラでの録画、通報システムがあり、簡単に盗み出すことができないというプレッシャーを与えることが大事です。
■警備会社・防犯カメラの活用
事務所や店舗の場合は、死角になる場所を考慮し、撮影の目的にあった機材を選ぶことが、効果的なカメラの設置には必要です。
大事な収益や、スタッフの命を守るには、プロの設計による防犯カメラ設置を検討しましょう。
デジタル機器は進歩が目覚ましいですし、対費用効果が高く、目的にあった機器の選択は、相談しながらカスタマイズに応じてくれる専門業者に相談すると良いですね。
駆けつけサービスとセットで考えるなら警備会社も良いですが、まずはカメラの設置で様子をみたいと言う場合には、カメラの専門業者に問い合わせてみましょう。