店舗設備に防犯カメラを取り入れる

高性能のデジタル機器が低価格で利用できるようになり、店舗の設備として防犯カメラ導入は当たり前になってきました。万引きや事務所荒らしへの対策以外にも、つけて良かったという声が多いようです。事務所や店舗でのカメラ機器導入のメリットについてご紹介しましょう。

■店舗設備での防犯カメラの意味

① 万引きなど犯罪行為を防止する
② 混み具合や客の流れなど店内の状況をつかむ
③ 接客、作業の様子を見て業務改善につなげる

録画はハードディスクやカード、インターネット上のクラウドサービスなどで行われ、高画質で長時間切れ間なく記録することができます。
万引き以外でも、店内での迷惑行為の抑止として防犯カメラが役立っています。
また、どこからでも画像をチェックできるので、混み具合や客の流れに気づけますし、複数店舗のオーナーであれば、「各店舗に目が届きやすい」と感じることができるでしょう。
そこでスタッフの働きぶりに注目すると、適切な対応ができていない場合、人員の配置が足りない状況だったのか、スキル不足だったのかなど、原因を客観的に観察することができます。
お店の経営者に取っては、こまめにカメラの映像を見ることで、的確な管理のための材料が見えてくるのです。

■カメラの設置場所と目的

『入り口・レジ近く』
飲食店、スーパーでは、入り口に向かう動線の上にレジが配置されていることが多いですね。人の出入りと、レジ付近をチェックすることは、犯罪の発生率抑止につながります。
レジが襲われることもありますし、アルバイトが不正を働くかもしれません。

『店内天井のすみ』
店内天井のすみは、店舗内が見渡せ様子がわかりやすい配置です。
ただ、一方向からですと、商品棚や、人影に隠れて見にくくなってしまうので、2箇所以上設置して、死角ができないようにしたほうが良いでしょう。

『バックヤード』
飲食店の厨房や、スーパーなどの荷出しやパック詰めを行う場所で、事故防止と従業員の働きぶりを確認するのに役立ちます。食品を扱う職種では、異物混入などの事態も想定しなければなりません。

■カメラ設備は管理運営の見直しに役立つ

防犯カメラと聞いて、犯罪の抑止や、セキュリティの強化を連想しますが、実際に導入してみると、管理運営の改善に役立つデータ収集に役立つことがわかるでしょう。
お店の形式や業種によっては、クレーム処理の対策になるケースもあります。
カメラ設備は、泥棒や強盗対策だけでなく、お店の経営戦略にも役立つ設備なのです。