防犯対策の効果的な方法

安全な日常を守るためには、防犯意識を高くもつことが必要ですね。ちょっとした工夫で防犯効果を高めることができますから取り入れて行きたいものです。防犯対策の効果的な方法を紹介しましょう。

■空き巣被害の実情

空き巣被害は、窓からの侵入がトップとなっています。
ガラスは、ちょっとした工具があれば割ったり、カットしたりできますので、通りから見えにくい場所の窓ガラスが一番狙われやすいのです。
空き巣の侵入経路で、窓からが一番になっています。

<平成27年 空き巣による侵入経路統計>
1戸建て:窓55.2%、その他18.4%(総数35,902)
共同住宅(3階以下):窓56.9%、表出入り口32.8%(総数11,114)
共同住宅(4階以上):窓35.5%、表出入り口50.9%(3,979)

しかも、無施錠あるいはガラス破りの手口が多く1戸建てに至っては、無施錠46.5%、ガラス破り36.9%となっています。
無施錠が多いということは、日頃の気の緩みが空き巣に狙われている証拠だと読むこともできそうですね。3階以下の共同住宅でも無施錠44.7%、ガラス破り34.8%。
また、4階以上の共同住宅では、無施錠41.3%、ガラス破り19.2%、特徴的なのは、合鍵15.4%。
犯人は、明らかに目立たず、短時間に侵入できる経路を選んでいます。

(参考)警視庁 すまいる防犯110番
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html

■窓からの侵入を防ぐ防犯対策

『サッシ窓に補助錠をつける』
両面テープで貼り付けるタイプのもの、サッシにネジ止めするものなど、いろいろな種類があります。明らかに2個鍵が付いているとわかるものは、犯人に面倒だと感じさせる効果があります。
『窓に防犯シートを貼る』
透明シートを窓に貼っておくと、クモの巣状にヒビが入るようなわれ方をしますから、ロックを外せる程の穴が簡単に開けられません。シートを貼っていることを知らせるステッカーを貼ると効果的。

『窓の近くには足場になる物をおかない』
外からよじ登らなければならない位置にある窓でも、足場になるものがあれば作業がしやすくなり、侵入されやすくなってしまいます。

■侵入が容易・見えにくい場所が狙われる

防犯意識を持っていることをアピールすると、『侵入に手間がかかる家』という印象をあたえることができ、防犯効果が高まります。
○ 『ステッカー』防犯フィルム使用、巡回強化地域、警備会社契約、警官立ち寄り所など
○ 『庭の剪定・整理』見通しよく、身をひそめる場所を作らない
○ 『防犯砂利』足音がなると入りにくい心理が働く
○ 『防犯カメラ』撮影されていると空き巣は近づかない

ひと目の代わりとなって見張り番になる『防犯カメラ』は、空き巣などの防犯対策に、効果的ですね。万が一の時には、証拠として捜査の助けにもなるでしょう。