セキュリティの隙を狙う脅威~身近なところで起る?事例ご紹介

セキュリティの隙を狙う脅威は、企業や店舗だけでなく個人にまで及んでいます。どんな脅威に私たちはさらされているのか、どうすればいいのかなどをいくつかの脅威とともにセキュリティの重要性についてお伝えします。

ランサムウェアによる被害

インターネットサイトを見ていると、クリックしたら突然請求画面になり、お金を支払えば元の状態に戻すと脅迫してくることがあります。それは、ランサムウェアというウィルスによる感染からくるそうです。使用しているパソコンやスマホの脆弱性対策をたてることが必要です。

IoT機器による遠隔監視や操作

防犯カメラの中には、部屋の中に置いておけるオブジェ状のアイテムもあります。しかし、IoT機器の防犯カメラの場合で、コストが1万円以下など安い場合で海外製品の場合はサイバー攻撃に対する注意が必要です。
IoT機器がサイバー攻撃されやすい理由は、パソコンやスマホよりも脆弱性がさらに高くなってしまうからです。対策としては、ウィルス対策ソフトを導入することですが、必ず下メリットばかりではなくこのようなデメリットもあるようです。

・水面下のウィルスに対抗するため、パソコンの動作が遅くなってしまう
・セキュリティソフトはサイバー攻撃の有無を知ることができるが、そのサインやチェック場所のチェックを利用者がしないために見落とされやすい
など

しかし、日立などでは独自のセンターをつくり、サイバー攻撃がIoT機器に発生すればいち早く通達し、利用者にもすぐわかるようなシステムがつくられているようです。

不正ログインによる被害

インターネットは使わない日はないと言われる方も多いのではないでしょうか。登録する際は、IDとパスワードは必ず必要になります。しかし、多くのサイトで同じIDとパスワードを使い続けていると不正ログインの被害にあうこともあるそうです。

・簡単なパスワード、推測しやすいパスワードは使わない
・定期的にパスワードを変更することも必要
・OS自体のアップデートをマメにすること

利用時にできる対策としては、パスワードを入力する場合、キーからではなくネット上のパソコンキーを使うと履歴が残らないそうです。

100%安全なセキュリティは存在しない

例え斬新なセキュリティ機能であっても、それが100%の信頼に値するかというとそうでないのがセキュリティのようです。例えば、金融機関、オンラインゲーム、地方自治体などで利用されているワンタイムパスワード。
固定のパスワードの脆弱性を補うために生まれた使い捨てのパスワードがワンタイムパスワードです。管理する必要がないので便利なシステムですが、ワンタイムパスワードを盗む攻撃もみられるようです。
もちろん、固定パスワードよりも格段安全ですが、それでもセキュリティは万全とは言えないようです。ウィルスやサイバー攻撃などによる脅威に対抗する対策は常に求められそうです。