こんなところでも大活躍~防犯カメラの役割とは?

最近では、道路、事務所、店舗、マンションや戸建てに防犯カメラを見かける事が多くなりました。防犯カメラを設置すれば、様々な事に役立ちます。そんな防犯カメラの役割をご紹介していきます。

犯人逮捕につながる情報源

こんな事件がありました。高齢者の男性が運転する車が、小学校1年生の女の子を車で接触してしまい、女の子が転倒してしまったのです。男性は車から降りて救助のために女の子を抱き抱えたそうなのですが、30年ほど無免許運転をしていたため警察に通報されるのが嫌だったのでそのまま逃げたそうです。
しかし、近隣の防犯カメラの情報から、車を特定し犯人を捜す事が出来た様です。もしも防犯カメラの情報がなければ、犯人はそのまま捕まらなかったかも知れません。

万引き犯などを威嚇

防犯カメラがあるというだけで、万引き犯は犯行をためらうと言われています。防犯カメラには死角もありますので、死角を補うような配置方法を取る事も効果的です。
威嚇だけを目的とする場合はダミーの防犯カメラでも、十分効果は得られるようです。

テロ対策にも防犯カメラ

アメリカのトランプ大統領の来日に合わせ、東京メトロでは車両のほとんどに防犯カメラを設置している上に、ロッカーの使用を禁止し、ゴミ箱も使えないようにする対策をとりました。
22人が死亡、59人が負傷したといわれるイギリスでは、人気女性歌手のコンサート中に自爆テロ事件がありました。8歳の子供も死亡したということで、より防犯カメラの設置の必要性が高まってきています。

テロ後も防犯カメラは大きな役割を担う

テロの犯人を映す役割があるだけでなく、防犯カメラに求められる役割はテロの後にもあります。それは、テロが起こる場所に人が多いということです。そのため、迷子になる子供、子供を探す家族が出て来ます。
そんな時に防犯カメラに映像が映し出されていれば発見の手掛かりにもなる様です。

スマホで遠隔操作できる防犯カメラが登場

今は、防犯カメラを設置後、スマホによる遠隔操作でどこにいても見ることができる防犯カメラが販売されています。コストも1~3万円くらいなので以前のような数十万円もする大袈裟なデザインではありませんし、機能も同じくらいのタイプもある様です。

スマホのビデオ機能は新しい防犯カメラの到来?

スマホは国民の多くが手にしているアイテムです。防犯意識を国民一人一人が高めることで、もしも不審者の被害にあっている所に居合わせるなどすれば、個人がスマホのビデオ機能で犯人を映すこともできるのです。東京5輪ではテロのために防犯カメラは都内のいたるところに設置されるかも知れません。
しかし、大切なのは不審者を見かけた時、警察に通報することです。その時にスマホに映した映像があることで、警察も犯人探しがしやすくなるのではないでしょうか。防犯カメラは固定されているのに対し、人々は流動しているので、何かあればその場で映像をキャッチできる、これこそ動く防犯カメラの役割だと言えそうです。

使う側の意識の持ち方によって防犯対策の範囲は広まる

スマホという動く防犯カメラを持っているにもかかわらず、目の前でテロや犯罪があった場合、防犯カメラの役割を果たさないこともあります。
それは自分だけの防犯という意識が強い場合です。もちろん、自分の周囲に関する防犯は第一ですが、余裕があれば地域の防犯という意識も持つことで、個人のスマホが犯人を捕らえるなどすれば、防犯カメラとしての新たな活躍を見せる事もあるかも知れません。

ますます求められる防犯カメラの役割

個人の防犯対策から、地域の防犯対策、国の防犯にいたるまで防犯カメラの役割はますます期待されています。
しかし、防犯カメラだけに頼るのではなく、防犯カメラは犯人への威嚇、証拠などに活用し何かあればすぐに通報できる個人的な対応も求められそうです。