防犯カメラの画像保存期間は?

防犯カメラは、設置者によってカメラ画像の保存期間が決まっています。駅、ショッピングセンター、コンビニ、病院など、いろいろなところに防犯カメラが設置されていますが、どれくらいの期間保存されているものなのでしょう?防犯カメラの画像保存期間についてお話しましょう。

■防犯カメラの保存期間に決まりはない

今や人が集まる施設には、防犯カメラが設置されていて当たり前と言うほど、普及していますね。
カメラの数が増えているだけあって、事故が起きたときに、様子が記録された画像が発見され、証拠として採用されるケースがあります。
カメラの設置者が警察の場合には、スムーズに捜査の材料として利用されるのではないでしょうか。
現在、東京では、新宿区歌舞伎町地区、渋谷区渋谷地区、豊島区池袋地区、台東区上野2丁目地区、港区六本木地区、墨田区錦糸町地区の6地区に街頭防犯カメラシステムを導入しています。
ただし、警視庁が設置しているカメラ、個人がオフィスや店舗に設置しているカメラについて、保存期間はオープンになっていません。

■カメラの性能としては?

ハードディスクやカード媒体への記録では、かなり長時間の録画が可能です。
コマ数、画質の選択での調整も可能ですが、240GBに中程度の画質、0.2秒間隔で記録した場合には、84時間分の画像を記録できます。
ハードディスクの場合には、1,000GB(1T)や2,000GB(2T)という機種が出ていますから、コマ数、画質の調整によっては2週間~1ヶ月程度の録画を連続で記録することも何の問題もありません。
銀行などのATMでは3ヶ月程度記録を残しているとも聞きますが、一般店舗では1ヶ月程度の記録容量の媒体に、繰り返し上書き記録するケースが多くなっています。
技術的には長時間録画は可能ですが、『個人情報を取扱う事業者』としての責任を負うことを考えると、一時的な保存にとどめておくことで十分だと考えられています。
機器の組み合わせや設定で、記録期間や使い勝手が変わってきますから、設置者ごとに、目的にあわせて使いやすい設計にしています。

■防犯カメラ導入には?

防犯カメラは、設置しているだけで見張り番としての働きをしてくれます。
もしものときには、録画画像が手がかりや証拠になってくれる頼もしさがあります。
けれども、記録媒体の容量やカメラの画素数、モニター画面のソフトの問題など、初めて防犯カメラを扱う場合には迷うことも多いものです。
繰り返し録画の方式で使いながら、必要な部分はコピーで残すという場合も、簡単に操作できるのでしょうか…。
満足できる機種の組み合わせや設置の仕方は、専門家に相談して決めるのが確実ですし、プロのフォローが受けられれば、導入後の不安も解消されますね。