安全を守る防犯カメラの技術

PCやスマホなどの普及で、映像機器が日常的で身近なものになっていますね。防犯カメラについても、個人がスマホで気軽にチェックできるものから、ディフェンダーXのような画像解析から犯罪予測をアラートするシステムまで、驚きの機能が開発されています。安全を守る防犯カメラの技術を紹介しましょう。

■安全を守るためのカメラ技術の進化

『小型化・高性能化』
CCDカメラが広まり、小型化が当たり前になり、相手に気づかれない撮影、目立たせて防犯に役立てるなどケースによって使い分けができます。また、鮮明な画像が撮影・記録できる高性能化が進んでいます。

『どこからでも知りたい画像が見れる』
ウェブネットワークの活用で、カメラの同期が簡単になっています。外出先から自宅防犯カメラの画像をスマホでチェックできますし、道路の管理、ビル管理、店舗の防犯など、利用シーンが広がっています。

『録画技術で証拠・解析につなげる』
ハードディスクやクラウドによる記録で、長時間のデータ記録ができ、事件事故の証拠として採用されることもあります。今後、ビッグデータとして解析され、生活の進化に役立つかもしれません。

『防犯システムの向上と技術の進化』
画面上の群衆から特定の人物を追跡、緊張状態など精神状態の特徴を解析して、挙動不審者を割り出すなど、社会の安全を守るディフェンダーXのようなシステムが開発されています。

■公共の場での安全に欠かせない存在

防犯カメラは、画像を人がチェックすることや、残された画像を証拠として捜査を進めることで、犯罪抑止、安全保全に役立っています。
技術の進歩で、低価格の導入しやすい機種が多くなる一方、解析能力が優れたAIを利用した防犯カメラにも注目が集まっています。
費用が高額ですが、駅の改札など、テロ対策などが必要な公共の場では、今後導入が進む可能性があります。
(ちなみにディフェンダーXの場合、価格250万円程、IT補助金の対象になっています)

■家庭での防犯カメラ利用

家庭での防犯カメラのニーズとしては、泥棒や不審者対策、赤ちゃんやペットなどの見守りが主なものになっています。
・気軽に導入できること
・手持ちの機器を生かした設置
・少ない機材で広範囲のチェックが可能
高度な解析機能よりも、気になるときに気軽に使えることや、防犯意識が高いことを確実にアピールできる設置方法が向いているでしょう。
どんな機種を組み合わせるか、設置工事のしあがりの良さ、アフターフォローといった総合的な技術の高さがポイントになりそうですね。