セキュリティと企業~被害事例からみる有効対策とは?

企業がインターネットを安心して使うためにはセキュリティ対策を万全に行う必要があります。企業がインターネット上で被害にあった実例をもとに、セキュリティ対策のポイントをお伝えしていきます。

顧客登録した情報の流出

資料請求したり、オンライン英会話や通販を使うなどする時は個人情報を登録します。その個人情報の大量の流出が起こるセキュリティ事故がよくあります。これはパソコンの脆弱性からくるものなので、最初にチェックしておくなどすることでセキュリティ対策となります。

メルマガ情報の送り先に他人のメールが~これって情報漏えい?

受け取ったメルマガの企業からの宛先に、自分以外の大量のメールアドレスが添付されていることがあります。本来は自分以外のメール番号を伏せて送付しなければいけないにもかかわらず、いつのまにか全員のメールアドレスが丸見えになってしまっていることも。対策としては、toでなくBccで送付する必要があります。
・to:その人宛てのみだけを意味する
・Bcc:受取人以外のメールアドレスを隠す機能がある
このように企業は使い分けることでセキュリティ対策ができるようです。

ファイル共有ソフトによる情報の漏えい

P2Pで交換されるファイル共有ソフトによる情報漏えい問題に関しても、セキュリティ対策する必要がありそうです。ファイル共有ソフトはサーバーを設置する必要がなく、不特定多数の人と映画、音楽などの情報を共有できます。しかしウィルスが侵入するとウィルスが共有ファイル内の情報を漏えいさせてしまいます。
ファイル共有ソフトの接続ネットワーク上にはたくさんのウィルスが発生しているからです。企業のセキュリティ対策のためにもファイル共有ソフトは使わないほうがいいでしょう。

社員がまさかのデータ持ち出し?対策ポイント

社員が社内機密データを持ち出し、ユーザーになりすます事件があったそうです。大切な情報を預ける側としては、ウィルス対策以前の問題だと憤りを感じます。会社ができる対策としては、機密データを扱うパソコンを共有フロアに置くなどしている企業もあるようです。また、個人のスマホやパソコンが会社のネットワークシステムに簡単に接続できないようにしておくなどの対策もあるようです。

レンタルサーバーで情報が消える被害

レンタルサーバーを利用している場合、管理企業にセキュリティ対策を丸投げしていることがあります。クラウドサービス会社の中には、バックアップ対策をとっているところもあれば、取らずに提供している会社もあります。レンタルサーバーを使う場合、使う側もセキュリティ対策のために、バックアップのためのソフトを使うことがポイントです。

企業もセキュリティ対策を万全に

ネットを使いながら経営できることは昔では想像もできなかったことです。一方、インターネット上にもウィルスがあるので、情報の漏えい被害が多くなっていくことも避けられません。しかし、企業もセキュリティ対策を万全にしておくことで、顧客の信用、会社の信用を失うリスクを避けられるのではないでしょうか。