情報セキュリティの目的とは?向上よりも維持が大切な理由

企業の売上を伸ばすためには品質、技術、接客などの向上が基本とされているようです。しかし情報セキュリティの場合、向上よりも維持に重点がおかれているようです。情報セキュリティの目的とともに、会社が行うべきポイントをお伝えします。

情報セキュリティの目的は?

セキュリティの導入をしていないと不安になる事が多い時代になりました。個人情報の漏えいなどの問題も多発しているようです。機密にしておきたい情報があれば、セキュリティは欠かせません。
しかし、情報セキュリティの目的と言われた時、すぐに答えられる方はかなり意識が高いというように、あまりセキュリティを重要視されておられない方も多い様です。

情報セキュリティの目的はこのようになっているようです。

・扱っている情報が保護される事で従業員が安心して働くことが出来る。
・情報が安全だということを外部関係者や顧客に与えることでより多くの信頼を獲得。その結果、売上げも向上。
では情報セキュリティを導入すると被害に対してどのような効果があるのでしょうか。

セキュリティ被害に遭いにくくなる

セキュリティ対策をしているだけで、していない場合と比較すればウィルス侵入や不正アクセスなどの被害に遭いにくくなります。事前に備えておくことのメリットでもあるようです。

もしもの場合でも被害が最小限

いくらセキュリティ対策を万全にしていても、セキュリティ攻撃の種類は数多くあるために、セキュリティ対策をしていない部分からの被害も想定されます。しかし、もし攻撃されたとしても、セキュリティ対策をしているおかげでどこかで被害が食い止められ、被害は最小限におさえられる事もあります。もちろん、セキュリティ対策部分については安心です。

経営者・従業員・セキュリティ担当者との溝

ただ、せっかく情報セキュリティを導入しても、どんな時にどんな効果を奏するのかを知っているのはセキュリティ担当者だけだということがあります。その場合の弊害は次の事が考えられます。
例えば、銀行などのように支店が多い店舗などです。支店で被害があった場合、従業員が知らないためセキュリティ担当が来るまでの間、被害が拡大する可能性もあります。もし、従業員がある程度セキュリティについて、どんなセキュリティ対策を取っているのかなどの事前研修などを受けていれば、被害によってすぐに対応できるか出来ないかの見極めも早くなるのではないでしょうか。
また、経営者の中にはセキュリティはあまり気に掛けず、セキュリティ担当に任せているだけの場合もあります。実際の業務はそうなりますが、会社が今どんなセキュリティ問題があり、どんなセキュリティ対策を取っているのかは把握しておく必要がありそうです。