防犯道具を設置する場合の注意点やポイントは?

防犯道具を新しく設置する場合、どんな風に配置すればいいのでしょうか?住宅への侵入犯のうち、8割は一軒家だといわれています。一軒家の防犯道具の設置ポイントや防犯道具についての注意点をお伝えします。

防犯道具に何を期待するのか?

防犯道具を設置したとしましょう。あれ、防犯道具って一体何をしてくれるのかな?そう思うかも知れません。

・警察への通報
・空き巣への威嚇

この2つが主な目的です。威嚇なんてできるの?そう思われるかも知れません。以前、毎晩夜のウォーキングに出かけていたのですが、ある家の前を通ると必ずセンサーライトがついたんです。最初の2週間くらいは、その家の前を通る前はかなり心拍数が大きくなったのを覚えています。不意打ちの光や音を聞けば、誰でも心理的な不安状態におちいりがちです。

犯人も人の目、光、音を嫌います。センサーライトは光によって、家の人に知らせる役目があるのとともに、犯人に不安をあたえます。ただ、センサーライトだけでは通報はできません。つまり、犯人が家に侵入するのを諦めさせるのが防犯カメラ、センサーライトやセンサー音声の目的です。通報は犯人を発見した人がすることになります。

防犯カメラのダミーの効果はいかほど?

防犯カメラのダミーと聞いて、防犯対策がきちんとできるのか心配になりますか?意外ですが、某通販サイトの防犯コーナーで1位の人気商品はなんと、ダミーの防犯カメラで価格にして800円ほどのものでした。簡単に設置できて、威嚇できるならダミーでもいいという考えでしょう。もちろん本物とそっくりです。一般の人がみたらわからないでしょう。

確かに本物のカメラと同じかも知れません。ですが、相手はプロです。性能のいい本物のカメラと、性能の低い本物のカメラの見分けは容易につくのではないでしょうか。

・注意点:性能の低い本物のカメラに似たダミーのカメラは買わないようにする。
→犯人が見分けがつくので、安心して侵入できるから。

さらに、ダミーの防犯カメラでセンサーライトが光るタイプは要注意です。性能のいい本物のカメラは、センサーライトはカメラに内蔵されていないそうです。防犯カメラについては、性能のいいものを玄関に設置しておき、ダミーは窓に設置するなどミックスして犯人撃退につなげればいいのではないでしょうか。

センサーライトやセンサー音声を設置後も安心ではない?

一軒家の場合、一般的にセンサーライトやセンサー音声は庭、窓や玄関に設置されます。太陽光で光るタイプもありますので庭への配置については太陽光など工夫すれば発熱代が節約できます。

ただ、センサーライトやセンサー音声を玄関や窓に設置できたからといって100%安心ではありません。犯人はプロなので、センサーライトや音声が威嚇であることは知っています。威嚇されても、主人が威嚇に気付いて見回りをしなければ意味がありません。対処法としては、センサーライトや音声の合図があれば必ず見回ることです。そして不審者が侵入していたらすぐに通報する準備もしておきましょう。

不安な時はスマホの場所さえ忘れることもあります。そんな時に便利なのが通報機器です。ボタンひとつで最大3か所に、あらかじめ録音していた音声を伝えることができます。3つのうちの1つに警察を設定しておけば、ボタン一つで通報完了となります。

防犯道具は単なるアイテム~大切なのは威嚇を知ってからの行動

最新の機器は、センサーが察知すれば警備会社へダイレクトに通報してくれるものもあります。ですが、比較的低コストでそろえた場合、通報機能がなく、威嚇にとどまるものもあります。威嚇を知った時ごとに、通報の準備をするのが防犯対策のポイントです。