中小企業のセキュリティ対策が普及しない問題点とは?ポイントご紹介

セキュリティ対策が必要だという認識は持っているものの、中小企業で実際にセキュリティ対策をしていないところが多いのが現状です。セキュリティ対策が普及しない問題点を、セキュリティ対策のメリットとともにお伝えします。

セキュリティリスクが出た場合について想定していない

セキュリティ対策をしなかった場合に起こる、セキュリティリスクに対し想定できていると答えた中小企業は、想定できていない中小企業よりもセキュリティ対策が出来ている事が分かっています。いきなりセキュリティは大事だから、システム導入をすすめられても、リスクに対する認識がないため、まだまだ被害は遠いと思ってしまうからです。

まずは、中小企業が利用しているシステムについて、セキュリティ面でのリスクについて、認識する事がセキュリティアイテム導入の一歩となりそうです。

対策をしても効果を実感しにくいという問題

セキュリティ対策をしても、日常の業務と何ら変わらない事から、セキュリティ対策をしたという実感がわかないという中小企業もあるようです。しかし、セキュリティ被害が起こってしまってから、その被害の甚大さに嘆くよりも、対策をしておき平和な業務活動を得られる方がいいはずです。効果の実感はないにしても、セキュリティ対策をした事による効果はあるはずです。それを社内で認識しておく事で安心・安全な業務活動が展開できます。

セキュリティ効果にはこんなものがあるという様に、従業員が認識すれば、個々がサイバー攻撃やウィルスに対して防御しようという姿勢がみられる事につながります。その結果、セキュリティリスクに遭遇しないようにする方法をオリジナルで見つけていく事になりますので、ウィルスが侵入しにくい会社づくりにも広がっていきます。

セキュリティ対策~クライアントや入社希望者からの評価も高くなる

セキュリティ対策をしている中小企業の中でも、個人情報を扱う企業の場合、セキュリティ対策についてより敏感に対応する必要があります。その結果、セキュリティをしている事を会社の強みにする事で、クライアントからの好評価はもちろん、入社希望者も多くなっていく事になります。個人情報を多く取り扱うある中小企業様は、プライバシーマークの取得をされたそうです。その結果、社内の空気が変わるだけでなくクライアント関係からも好評価を受ける事ができ、売上げもUPしたそうです。

セキュリティシステム導入も考慮した予算配分を

個人情報を多く扱っているなどする場合、事故が起こってからセキュリティシステムを導入しても遅い現状があります。セキュリティリスクを把握し、起こさせないようにする必要があります。倉庫や事務所玄関などのセキュリティは、防犯カメラが設置できる部分は防犯カメラを、設置出来ない部分についてはセンサーライトやセンサー音などで対応できます。インターネット上のサイバー攻撃やウィルス侵入などのリスクが想定される場合、セキュリティソフトの導入を検討する必要があります。安全・安心経営をするためにも、予算について、営業費用の中にセキュリティ関連費用を組み込む事が求められそうです。