最近、仮想通貨の流出によるセキュリティの弱さが指摘される事件がありました。
ITを安全そして安心して利用するためにはセキュリティは欠かせない要素となっているようです。
セキュリティが弱いとはどういう事なのかについて、お伝えしていきます。
ITのセキュリティ~セキュリティが弱いとは?
パソコン、スマホ、タブレットやIoT機器などのITを利用する場合、安全だから安心して使えるという前提のもとで利用しているのではないでしょうか。
仮想通貨のコインチェックの流出事件についても、利用者はまさか仮想通貨が何者かによって無くなる事になるとは想像もしていなかったでしょう。
しかし、セキュリティの専門家によるとコインチェックはセキュリティ対応が甘かったと指摘しています。
ユーザーの中には、コインチェックは他の仮想通貨よりも成約までの過程が速いのでやりやすかったと言う人がいました。
スムーズに取引が出来るのと、セキュリティの弱さは連動している事もあるようです。
セキュリティが万全であればこそ使いにくいサービス
セキュリティが万全であれば、その分保護する過程が多いので利用者にとっては何かと進みにくいというデメリットもあるようです。
しかし、セキュリティ面ではそれだけの対処をしているので時間も要するという訳です。
インターネット上の投資はじめ、取引では速さを売りにしたいので、セキュリティを弱くしてしまったのなら、それだけマルウェア、ウィルスやサイバー攻撃に遭遇するリスクも高くなってしまう事もあるようです。
コインチェックの場合、犯人は組織的犯罪ではなく取引の様子などから、個人が推定されているようです。
個人によって企業や個人の重要機密事項がのっとられないようにする必要がありそうです。
貨幣はじめ個人情報などを取り扱う企業について、今後ますますセキュリティの万全化は課題となりそうです。
セキュリティが強いとは?
マイクロソフト社では、セキュリティが弱いという事についてパソコンがマルウェアなどに対して弱いから、攻撃を受けると判断しているようです。
つまり、セキュリティが弱いという考え方ではなく、セキュリティもパソコンの機能の一部としているそうです。
そのため、ユーザーからウィルス感染などの情報提供があれば、セキュリティ強化というのではなく、パソコンにセキュリティ機能を内蔵した品種改良を重ねていき、パソコンのセキュリティの性能が高いパソコンを創っていくのだそうです。
セキュリティが弱いが死語になる日
近い将来、セキュリティとITが分離されずにITの中にセキュリティは内臓されていて当然であり、セキュリティの低い商品が安く売られ、高い製品は製品として高く売られる時代が来るのかも知れません。
そうなれば、セキュリティに対して過敏になる必要はなく、いい製品を買ったのだから当然セキュリティは強いと判断されるのではないでしょうか。