防犯カメラだけで犯人は特定できるのか?画像の質が悪いわけは?

防犯カメラだけで犯人は特定できるのでしょうか?最近の防犯カメラは、すごい進化をとげていますが、銀行、コンビニなどまだまだ画像が悪いといわれています。防犯カメラの画像が悪い理由など、防犯カメラが個人を特定する経路とともにお伝えします。

 防犯カメラだけで犯人を特定できるのか?

テレビのニュースなどでは、犯人が防犯カメラにうつっている映像が流れている光景をよく目にすることがあります。どうして、防犯カメラだけで逃亡した犯人を捕まえることができるのでしょうか?

警察では、ある程度犯人が特定できれば、防犯カメラにうつる犯人について、防犯カメラごしに追跡をするそうです。A店のコンビニの防犯カメラにうつっていたのなら、その付近の交通監視カメラ、駐車場のカメラなど公共施設のカメラも使いながら、犯人のゆくえを追うそうです。一定の範囲の防犯カメラにうつっていたにもかかわらず、ある地点での防犯カメラに映っていなかった場合、その付近が犯人の住んでいる地域だと特定し、本格的な捜査を開始するようです。

防犯カメラだけで個人が特定できた場合~どうやって逮捕になるのか?

最近の防犯カメラは、画像の質がよく、個人の顔も特定できる防犯カメラもあります。しかし、防犯カメラに犯罪の光景や顔がうつっていたからといって、その個人を特定できる確率は低いそうです。しかし確立は低い中でも、防犯カメラにうつっていた個人を特定できることがあります。

例えばこんな話があります。ある店の防犯カメラに映っていた犯人が、その近くのレンタルビデオ店の防犯カメラにもうつっていたのでした。会員証などが必要なレンタルビデオで個人を特定し、逮捕となったというわけです。防犯カメラは、犯人の特定を目的とするよりも、むしろ犯人の特定につながる情報の1つだと位置づけてみるのがいいようです。

コンビニや銀行の防犯カメラ~画質が悪くてもOKな理由

SDカードやHDDもそうですが、高画質になると当然容量が減ります。コンビニや銀行などでは、毎日の膨大なデータを累積していく必要があります。万引き犯が発生したその日の画像以外は、いくら高画質にしても、それは無駄な経費となってしまいます。

ある店では、万引き対策を推進する対策として、防犯カメラの性能や画質をあげてみたのですが、結果、万引き犯による商品の盗みの額よりも、防犯カメラへの投資のほうが高くなってしまったそうです。

コンビニなどでは従業員が大活躍しています。万引き犯の映像が防犯カメラにうつっていたとします。店員は犯人の風貌を覚えておき、同じ犯人がコンビニに来た時に、注意深く警戒するなどの対策をとり、現行犯逮捕につなげているようです。

防犯カメラは犯人の心理的不安をあおるには好アイテム

本文:防犯カメラは役に立たないと思われたかも知れません。ですが、一般的に防犯カメラを見れば、人は犯行におよぶことをためらい、不安になり犯行の衝動がひくものです。防犯カメラ自体で犯人を特定するというよりは、防犯カメラは名前のごとく、犯罪の防止に役立つ好アイテムであることは間違いなさそうです。防犯カメラを有能な防犯アイテムの1つだととらえ、店をあげて防犯対策をしていくことで犯罪防止につながります。