防犯カメラがプライバシーを侵害する場合とは?ポイントご紹介

防犯カメラは事件や事故があった場合のお役立ちアイテムとして、日本国内でも広く浸透しています。しかし、使い方によっては、防犯カメラがプライバシーを侵害していることも。防犯カメラがプライバシーを侵害する場合についてお伝えします。

事件や事故に活躍する防犯カメラ

最近の事件では、若い警察官が罵倒されたことを理由に教育係である巡査部長を銃殺するという痛ましく、心苦しい事件がありました。高校時代からスポーツマンで後輩思いの生徒だったことから、関係者は余計に心を痛めているそうです。

最近問題になっているパワハラ、セクハラの多くで防犯カメラが捉えていることもあるのだそうです。この事件に関しても、防犯カメラが事件発生時をとらえていたそうです。このように、防犯カメラは事件なのか事故なのか分からない場合においても当時の様子を映し出す手段になっています。

最近では車に設置されたドライブレコーダーが、事故時の映像をとらえるのに活躍しています。その結果、赤信号でエンジンを発車させたにもかかわらず、正当性を主張していたことが発覚したりしています。

学校のいじめには防犯カメラの導入は?

学校問題としては、いじめによる生徒の自殺があります。親は学校にいじめがあったと訴えたとしても、教員が把握できていなかったり、生徒がいじめだと思っていなかったりするなどの理由から、不本意な事故になっていることもあります。もし、教室に防犯カメラを導入すれば、明らかにいじめがあったのかどうかは分かるでしょう。

しかし、いじめに関係していない生徒たちのプライバシーが侵害される問題が同時に発生してしまいます。教室に防犯カメラを置けば、いじめる人間への威嚇にはなるでしょうが、いつも監視されているという不安も発生してしまいます。このことから、日本の公立学校の教室への防犯カメラの導入は難しいようです。

しかし、多くの小学校では、学校関係者以外の侵入を防止するために、学校周辺の道路には、校内から道路へ向けた防犯カメラの設置をしている学校もあるそうです。

防犯カメラを設置するということ~プライバシーの侵害に注意

防犯カメラを導入する場合、同時に対象外の人々のプライバシーにも配慮する必要がある事が分かりました。イベント会場などで利用する場合、その敷地外にカメラを向けないようにするなどの工夫も必要です。そうすれば、防犯カメラを導入することで苦情が発生することはなさそうです。