防犯に効果的な塀の高さはどれくらい?フェンスで空き巣防止

防犯において、空き巣などの侵入犯が来ないようにするための塀の高さはどれくらいでしょうか。玄関や門をしっかり施錠していたとしても、塀によっては侵入される事も。効果的な塀のポイントとともに塀の高さについてお伝えします。

3メートルあれば十分?

塀の高さが3メートルあれば、ほとんどの人は侵入できないだろうと思われた人がいるそうです。確かに3メートルの塀なら誰もそう簡単には侵入できないかも知れません。しかし、3メートルもの高さにしてしまうと、いくつものデメリットが生じてしまいます。
・住人の部屋に全然太陽光が入ってこない
→いつも日陰状態
・住人の家から景色が全然見えない
・街の外観にも悪影響になる
・コストが高くなる
このような理由から、高すぎる塀は作らない方が良いと言えそうです。

どれくらいの高さならいいの?

塀は道路と庭の境にありますので、道路に立った人がフェンス越しに2階まで見えない様にすれば良い様です。そのため、防犯対策になる塀の高さは1.5~1.8 メートルくらいだと言えそうです。

塀の上に忍び返しを取り付けるのも効果的

もしも塀を登ってこられたら怖いと思われる場合、忍び返しというアイテムがあります。忍び返しは熊手の様になっています。フェンスなどの上に取り付ければ防犯対策になる様です。ただ、外観的にどうかなと思われた場合、塀の前にメッシュフェンスを取り付け、そこへトゲのあるツル状の植物を植えることも対策です。
バラなどトゲのあるものを侵入犯が見た時、威嚇になるのだそうです。塀ではなくメッシュフェンスと生垣だけでもいい様です。ただし、その場合は木なども植える事で塀に替わる隠すための何かを置いておく様にしましょう。

完全に道路から見えないフェンスはかえって危険

空き巣犯は留守宅を狙って侵入してくるので、家の様子を知らせない様にと塀で囲んだとします。しかし、防犯のために囲った塀が、外から見えなくなっているため、一度侵入した空き巣犯を外の通行人などが見つける事が難しくなりかえって被害を助長することもあるようです。
見たい景観と見られたくない場所をおさえた塀づくりが防犯&外観ポイント
いくら外観が良くても、防犯対策のなされていない塀は意味がありません。逆も同じでしょう。家の中から見たい景色、つまり家の窓から見える部分に塀をつくらずにフェンスと生垣や木を組み合せていい景色をつくるのがポイントです。一方、窓のない部分は防犯効果を高めるために塀と忍び返しなどにするのも1つです。
みたい景色を残しながら見られたくない場所について目隠し対策をする事で防犯対策にもつながりそうです。

ベランダの塀は透明性のあるものを

ベランダテラスの塀は、透明性がポイントです。外の道路から侵入を見つけられるからです。その際に、透明性のないフェンスだと隠れることができて危険です。

塀は高さや演出を工夫する事がポイント

高ければ高いほど良いとは言えないのが塀です。住人、防犯、街のすべての満足を満たすような塀の立て方、レイアウトの仕方をする事で、防犯をしながら満足のいくレイアウトをしていく事がポイントです。