危険を察知したら?防犯にかかわる相談はどこにすればいいの?

警察へ通報することは簡単です。しかし、まだ犯人もわからないしなど、もやもやすることはないでしょうか。そんな場合、警察に相談してもいいかどうかと迷います。防犯に関わる相談窓口についてお伝えします。

防犯に関わる悩みにはどんなものがある?

今抱えている悩み、もしかしたら防犯に関わる事かも知れません。これらのことでお悩みの場合、相談される必要があるのではないでしょうか。
・迷惑電話
・痴漢
・つきまとい
・配偶者や恋人からの暴言や暴力
・家庭の人間関係の不和(虐待や家庭内いじめなど)
・職場の人間関係の不和(嫌がらせなど)
・詐欺
・暴行
・傷害
・車の放置問題
など
意外に多いのが家庭や職場での人間関係の悪化による嫌がらせなのだそうです。エスカレートすると防犯に関わる犯罪にまで発展することも。

警察じゃなくても相談窓口はある?

しかし、実際に被害にあっていないにも関わらず、警察に相談するのは戸惑う方もおられるのではないでしょうか。
・♯9110に電話するだけ
こちらの電話は、警察相談専用電話です。警察官や元警察官であった警察安全相談員が悩みを聞いてくれます。相談内容によって、必要なら警察対応をしてくれる便利な電話相談窓口です。午前8時15分~午後5時15分までの対応時間です。具体的にどんなことをしてくれるのでしょうか。

相手への対応方法を教えてくれる

例えば、通学・通勤途中に同じ人からいつも見つめられて不安だという場合を想定してみましょう。警察相談専用電話に連絡、相談することで、防犯ブザーを貸してくれます。さらに、危険な道を警戒態勢してくれます。
もしも犯人と特定できる人を発見すれば、迷惑防止条例の被疑者として捕まえて警察まで連れていってくれます。
業者からの詐欺めいた商品への対応は消費者生活センターだけじゃない?
欠陥商品など、詐欺めいた買い物をさせられてしまうなどした場合、一般的にまずは消費者生活センターへ連絡しがちです。しかし、警察相談専用電話でも対応をしてくれます。
消費者生活センターでは、必要があれば警察にも連絡してくれますが、警察相談専用電話なら最初から警察に相談しているのと同じ効果が得られそうです。

孤独死を疑う家族がいる場合も安心?

1人暮らしをしている高齢の父親に電話をした時、留守だったので、3日後に連絡したものの留守だったなど連絡が取れずに心配になることがあります。そんな時に警察相談専用電話に相談することで、必要があれば安否確認のために訪問もしてもらえるようです。
実際に、訪問時に台所に倒れておられた家族を発見した例もあるようです。

相談窓口があれば安心と安全を確保できる

1人で思い悩むことで、被害がますます深刻化していくこともあります。相談だけでもしておくことで、何かあった時の対処法なども知る事が出来ますので、小さな悩みから大きな悩みまで、専用の相談窓口を活用されてみるのもいいかも知れません。