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よく「防水・防塵カメラ」と書かれているけれど、どれくらい防水防塵効果があるのか知っていますか?
家電量販店やネットショッピングでデジカメや一眼レフ、防犯カメラなどのカメラ製品を購入検討されていらっしゃる際、カメラに防水効果や防塵効果があった方が万が一のトラブルを避けることができますから購入判断材料の1つになりますね。
でもその防水や防塵が具体的にどの程度の効果があるのか、知っていますか?
実は製品の仕様のある部分を見る事で、具体的にどの状況までなら商品が防水防塵効果を発揮できるか知ることができるのです!
カメラの仕様に記載されている防水性能にIP66と書かれていたけど、これって何?
ネットショッピングで予算内でステキなカメラをあなたが見つけたとして、写真の次に見るのは「性能・機能」ではないでしょうか。
画素数、サイズ、重さ、バッテリー使用時間…そして上記で例を挙げたように、水のあるところへ持っていかれる場合の事も考慮し、防水性能の欄を見てみると…
「IP66」のみ書いてあります。
さて、これって何なんでしょう?
IPはIngress Protectionの略で、侵入に対する保護という意味です。
そしてその次の数字はの最初は人体・固形物体に対する保護(カメラで言うと防塵)、次の数字が水の侵入に対する保護(防水)のレベルの数字なんですよ。
●の中に入る数字は、条件によって異なります。
防塵効果:第1数字記号の等級
等級 | 確認方法 |
IP0● | テスト未確認・無保護 |
IP1● | 直径50mm以上の固形物体からの保護が可能 例)手 |
IP2● | 直径 12mm (12.5mm) 以上の固形物体からの保護が可能 例)指 |
IP3● | 直径 2.5mm 以上の固形物体からの保護が可能 例)工具先端やワイヤー |
IP4● | 直径 1.0mm 以上の固形物体 例)ワイヤー |
IP5● | 粉塵からの保護 機器の正常な作動、安全を損なう量から保護可能 |
IP6● | 粉塵の侵入が完全に防護 |
ですのでIP66は、粉塵から完全に防護できている防塵効果の高い商品と言えます。
では次に防水効果である第2数字記号の等級も見ていきましょう。
防水効果:第2数字記号の等級
等級 | 確認方法 |
IP●0 | 無保護 |
IP●1 | 垂直に落ちてくる水滴を10分受けても有害な影響を受けない |
IP●2 | 垂直より左右15°以内からの降雨を10分受けても有害な影響を受けない |
IP●3 | 垂直より左右60°以内からの降雨を10分受けても有害な影響を受けない |
IP●4 | 全方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない |
IP●5 | 全方向からの水の直接かけられても有害な影響を受けない |
IP●6 | 全方向からの水の強い直接かけられても有害な影響を受けない |
IP●7 | 水面下15cm~1mで30分間おいても有害な影響を受けない |
IP●8 | 水面下での使用が可能 ※メーカーによって推進や耐水時間が異なります。 |
デジカメ以外にも、防犯カメラにも防水・防塵の性能を表記しています。
屋外用の防犯カメラを設置する際は防水性能をきちんと把握して製品選びをすることが重要
よく防犯カメラにも「屋外用」や「屋内用」という表示がありますが、見た目にあまり差がなくてもメーカーがきちんとこのようなテストを行っているのです。
クリエイティブソリューションでもお客様からご相談をいただきました設置場所にはどの程度の性能の防犯カメラが合うかを吟味し、ご提案させていただいております。
あなたが防犯カメラを設置したい場所はどのような環境ですか?
カメラの防水防塵効果以外にも画素数や台数、設置場所など検討する事はさまざまです。
もしご不安でしたら無料のご相談をご利用ください!
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IP 保護等級 国際電気標準会議 日本工業規格 防犯カメラ
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