賃貸マンションの空室が多い原因は?
賃貸マンションのオーナー様が頭を抱える空室率。
住民の退去理由として以下のものが良く言われています。
●周りの騒音に耐え切れず更新のタイミングで退去した
●近隣住民とのトラブルで不快な気分になり、心機一転引っ越した
●地域の治安があまりよくなく、子供が事件に遭わないか心配
もちろんその他転勤などの理由でやむを得ず退去してしまう方もいらっしゃいますが、なるべくなら長く住んでもらい空室率を下げたいところです。
今回は防犯のプロの観点から、住民に安心して入居してもらえるポイントをご紹介致します。
まずは不安要素となる「侵入窃盗」について学んでいきましょう。
平成28年4月14日現在、都内で起きた侵入窃盗認知件数
出典:警視庁|平成28年中の侵入窃盗の傾向 平成28年4月14日現在
上記グラフを見ていただくと、年々侵入窃盗認知件数は現象傾向にあります。ですが4月段階で5,230件あるという事ですので、4月14日までの104日分で計算してみると…1日平均なんと50件も侵入窃盗が発生していることになります。
加えて認知件数ですので、まだ認知されていない件数が加算されることもあります。
侵入窃盗の手口の割合
出典:警視庁|平成28年中の侵入窃盗の傾向 平成28年4月14日現在
先述した都内の侵入窃盗認知件数の犯行手口別の割合もご紹介します。上の円グラフは4月14日現在に認知されている5,230件の内訳です。赤く色が付いているのは自宅が犯行場所となる犯行手口です。
50%以上が自宅を対象とする侵入窃盗という事がわかります。
侵入窃盗の建物形状
出典:警視庁|平成28年中の侵入窃盗の傾向 平成28年4月14日現在
ウェイトを占めているのが一般住宅で56.8%です。一般住宅の中ですと、「マンション」や「アパート」は全体の34.7%という結果でした。
戸建てですと自分の財産となるため、外壁や壁紙に穴を開けて防犯カメラを設置しやすいのですが、賃貸マンションや賃貸アパートでは住民の都合で防犯カメラを設置する事を禁止している場所もあり、セキュリティ対策としては万全と言えないところが現状です。
いかがでしたでしょうか。上記グラフで分かる事としては「都内だけで1日50件の侵入窃盗が認知」されていて、「50%以上が一般住宅を狙った犯行」で、「マンションやアパートが狙われやすい」という統計が今年のデータで出ています。
オーナー様でしたらいつ自分が所有している賃貸マンションやアパートが被害に遭うかわからないという不安を抱くかと思われます。
それと同時に、住民にとって防犯対策がされているか否かは、入居の際の大きなポイントともなります。
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